村田兆冶が3年連続11度目の開幕投手を果たした。
牛島和彦が阪急戦(川崎)で、8回から登板し6打者を討ち取って1点差を守り、今季3セーブ目。昨年9月13日から閉幕まで8試合続けてセーブを挙げていた牛島としては、2年越しの11連続セーブになる。
連続セーブは、巨人・角が83年4月10日から5月6日にかけてマークした9連続が最高。牛島はこれを更新しているが、2年越しなので新記録とはならない。
年月日 | 相手 | 投球回 | 被安打 | 四死球 | 自責点 | 勝敗 |
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87-09-13 | 南 | 1 | 0 | 1 | 0 | S |
87-09-23 | 近 | 2 | 2 | 0 | 0 | S |
87-09-26 | 急 | 1 1/3 | 2 | 1 | 0 | S |
87-10-01 | 近 | 1 | 0 | 1 | 0 | S |
87-10-04 | 南 | 1 | 1 | 0 | 0 | S |
87-10-07 | 西 | 1 | 1 | 0 | 0 | S |
87-10-09 | 日 | 1 | 1 | 0 | 0 | S |
87-10-16 | 南 | 0 2/3 | 0 | 0 | 0 | S |
88-04-08 | 日 | 2 | 1 | 0 | 0 | S |
88-04-13 | 南 | 1 1/3 | 0 | 0 | 0 | S |
88-04-17 | 急 | 2 | 0 | 0 | 0 | S |
川崎球場が8年振りの大入りで30000人の大観衆。
ロッテ−西武戦(平和台)は、5−5で迎えた延長11回表、西武が打者11人を送り6点を挙げて決着をつけたが、試合時間は4時間35分。プロ野球史上で9番目に長い試合となった。
長時間試合 | ||||
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時間 | カード | 回 | 年月日 | 備考 |
5:15 | 近鉄4−4ロッテ | 13 | S44-10-10 | |
4:53 | 広島9−6中日 | 18 | S44-05-03 | |
4:46 | 近鉄5−4東急 | 20 | S28-08-09 | |
4:45 | 阪神5−5広島 | 17 | S42-04-30 | |
4:45 | ヤクルト5−5大洋 | 9 | S53-08-21 | 抗議による中断49分を含む |
4:42 | 近鉄3−1西鉄 | 14 | S43-04-06 | |
4:36 | 近鉄9−8太平洋 | 9 | S48-05-12 | |
4:36 | 阪急6−5南海 | 18 | S28-08-30 | |
4:35 | 西武11−5ロッテ | 11 | S63-05-26 | |
5:17 | ロッテ5−5日本ハム | 9 | S56-10-10 | 参考(パ・リーグのプレーオフ) |
村田兆治が南海9回戦で平松の通算2045奪三振を抜き史上10位。
阪急戦(山形)で愛甲がチーム創立以来4500本塁打。
園川一美が日本ハム戦(川崎)で2回以降、毎回の15三振を奪いながら敗戦投手になった。
9回1死後、イースラーから15三振目を奪うまでは、2−1とリードしていたのだが、園直後、大島に逆転2ランを打たれてしまった。
15奪三振はプロ野球史上、延べ23人目。ただし、敗戦投手になったのは、清水秀雄(S15年11月16日・対阪急)と金田正一(S29年6月6日・対洋松、S37年7月22日・対巨人)に次ぎ、延べ4人目。
イースタン・日本ハム−ロッテ戦で高橋忠一の打数7が1試合最多。また、この試合、日本ハムは9失策で1試合チーム最多タイ。
関清和が南海14回戦で1イニング4連続四球のパ・リーグタイ記録。
村田兆治が日本ハム戦(東京ドーム)で10回まで無失点。ロッテが11回表に2点を挙げると、その裏から牛島にバトンタッチしたが、8勝目を挙げ、200勝まであと4と迫った。村田が10回まで無失点で勝ったのはプロ入り21年目にして初めて。なお、村田はこの試合で、通算3000投球回を達成。プロ23人目。
関清和は日本ハム戦(東京ドーム)で先発したが、1番・島田誠、2番・五十嵐信をストレートの四球で歩かせた上に、3番・田中雄への初球が死球となって、直ちに降板。先発しながら投球回ゼロで降板したのは、今季は関で9人目だが、わずか9球というのは9人の中で最少。
近鉄戦(川崎)、近鉄が連勝の場合リーグ優勝となるダブルヘッダー。第2試合を4−4で引分け、近鉄優勝の野望を砕いた。7時間33分の激闘。
優勝した西武は10月16日に全日程を終えたが、その時点でまだ4試合を残していた近鉄が3勝1敗なら逆転優勝となる計算だった。これまでライバルの結果次第で優勝が決まる例は7回あったが、S41年の南海を除いて全て「待ちぼうけ」だった。
公式戦全日程終了、高沢秀昭が首位打者、西村徳文が盗塁王を獲得。西村徳文、愛甲猛が全試合出場を果たす。
浦和市に新球場と新合宿所が完成。