園川一美が初の開幕投手を務めた。
伊良部秀輝が日本ハム戦で96人目の通算1000奪三振を記録。プロ入り997回1/3での到達は、1993年野茂(近鉄)の871回、1970年江夏(阪神)の940回に次ぐスピード記録。伊良部は通算1000イニング(267人目)も記録した。
なお、この試合は延長12回0−0の引き分けで終わり、パ・リーグで延長戦の0−0引き分けは21年ぶりである。
1000奪三振スピード記録 | ||||
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投手 | チーム | 年 | 投球回 | |
野茂英雄 | 近鉄 | 1993 | 871 | |
江夏豊 | 阪神 | 1970 | 940 | |
伊良部秀輝 | 千葉ロッテ | 1996 | 997 1/3 | |
仲田幸司 | 阪神 | 1993 | 1122 2/3 | |
川口和久 | 広島 | 1989 | 1164 1/3 | |
槙原寛己 | 巨人 | 1991 | 1173 | |
杉浦忠 | 南海 | 1961 | 1179 | |
小野正一 | 大毎 | 1960 | 1185 1/3 |
5月のはじめにはスタメンから消えていたジャックとスパイク。5月24日、ジャックに解雇通告、6月4日、スパイクに解雇通告がなされた。新外国人として、チェンバレンとウィットモアを6月に獲得したが、結局2人共物足りない成績に終わった。
6月10日、内藤尚行、森廣二と、中日の与田剛、吉鶴憲治との2対2の交換トレードが発表された。
成本、河本の2人がいるおかげで、4月28日から7月28日まで、48試合連続完投投手なしのパ・リーグ新記録を樹立した。記録をストップさせたのは新人の薮田安彦で、7月30日の近鉄戦でプロ初完封勝利をあげた。
8月31日の西武戦に勝利し、このカード14勝8敗。4試合を残して勝ち越しが決定し、1985年から1995年までの11年連続負け越しにピリオドを打った。
対西武戦の成績は以下の通り。
田村藤夫が、9月28日の近鉄戦に5回途中からマスクをかぶり、捕手として1500試合を達成した。野村克也(2921試合)、木俣達彦(1998試合)、森昌彦(1833試合)、醍醐猛夫(1698試合)、現役の伊東に次いでプロ野球史上6人目。
イースタン・リーグが全日程を終了し、ロッテが優勝した。
10月10日にパ・リーグ全日程が終了。伊良部秀輝が10月10日の福岡ダイエー戦に中3日で先発4、7回まで無失点。これで157回1/3で自責点42とし、ヒルマンの2.404に0.002差をつけて、2年連続の防御率1位となった。パ・リーグでは1975年、1976年の村田兆治(ロッテ)以来の2年連続の1位である。伊良部は1995年も最終戦で逆転して防御率1位になっている。
10月9日に広岡GMが解任。それに伴い、江尻亮監督、コーチ陣も大量解雇。近藤昭仁氏が来季の監督に就任することとなった。