わたしはかもめ1997年

鴎の出来事

[1月13日] 伊良部がメジャー・リーグ行き

重光昭夫オーナー代行は、伊良部秀輝と、トンプソン&デニスの1対2の交換トレードを発表。また、パドレスとの正式業務提携も発表した。

[4月5日] ペナントレース開幕

伊良部秀輝とヒルマン(26勝分)が抜けた中、小宮山悟が3年ぶり5度目の開幕投手を務め、完封勝利。また、清水将海が、新人捕手としては1980年の西武・大石友好以来の開幕スタメン出場を果たし、史上12人目の新人開幕戦本塁打を記録した。小坂誠も2番セカンドでスタメン出場し、史上9人目の猛打賞デビュー。

小坂は19日まで打率4割をマーク。4月は打率.352、7盗塁で、月間MVPを獲得。新人野手が4月に月間MVPを獲得したのは両リーグを通じて初めてのこと。また、投手の月間MVPは河本育之が2勝5S、12イニング無失点の成績で受賞した。

新人の開幕戦本塁打
打者チーム
1938春村瀬一三名古屋
1950戸倉勝城阪急
1955枝村勉大映
1956穴吹義雄南海
1958森徹中日
森永勝治広島
1960黒木基康大洋
1978山倉和博巨人
1981石毛宏典西武
1987真喜志康永近鉄
1989中島輝士日本ハム
1997清水将海千葉ロッテ

開幕戦猛打賞の新人
打者チーム
1936藤村富美男大阪43
1956穴吹義雄南海43
大津淳大阪43
1958森永勝治広島53
古葉毅広島63
1981石毛宏典西武43
1994大貝恭史日本ハム43
1996仁志敏久巨人53
1997小坂誠千葉ロッテ33

[5月16日] 諸積が無併殺打の記録

諸積兼司が、西武戦で726打席連続無併殺打のパ・リーグ新記録を樹立した。なお、諸積は、7月25日のオリックス戦の6回、1死一塁で二ゴロを打ち、4−6−3のダブルプレーが成立。1995年7月23日の西武戦の5回、鹿取に投ゴに仕留められたのを最後に、それまで続けてきた連続無併殺打の打席数は754でストップした。

[8月24日] 10点差を…

近鉄戦で、1、2回に11安打を集中し10点をあげたが、延長12回の末、10点差をひっくり返され11−10でサヨナラ負けを喫した。10点差の逆転はプロ野球史上3度目だが、パ・リーグでは初の大逆転試合。

[8月30日] 小坂が盗塁の新人記録

小坂誠が日本ハム戦でパ・リーグの新人記録となる41盗塁をマークした。さらに、小坂は、9月11日のオリックス戦で、新人選手のシーズン最多の46盗塁をマークした。

[9月10日] 対オリックス、36年ぶり6連勝

9月10日のオリックス戦に5−3で勝利し、このカード6連勝。ロッテがオリックスに6連勝したのは、大毎時代の1961年に、当時の阪急に7連勝して以来で36年ぶりのこととなる。

1969年1997年
月日スコア月日スコア
04-16○3−107-06○3−0
04-16○4−008-08○4−3
05-05○4−008-09○10−6
05-06○5−408-10○5−2
05-07○6−509-09○5−1
05-07○3−109-10○5−3
05-20○10−3

小宮山が防御率トップ

10月12日にパ・リーグ全日程が終了。小宮山悟は、11勝、防御率2.49で最優秀防御率のタイトルを獲得。黒木は12球団トップの13完投を記録し、チームトップの12勝をあげた。河本もリーグトップの25Sをあげ、防御率も1点台で、最優秀救援を獲得した近鉄・赤堀よりも評価は高かった。野手では小坂誠が新人王を獲得。打率は.261、盗塁はリーグ2位の56であった。

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