わたしはかもめ2000年鴎の便り(4月)

便

4月23日

千葉ロッテ10−6オリックス(仙台)

ロッテが連敗を7で止め、やっと今季3勝目。同点の3回1死二、三塁から、堀が三ゴロに倒れる間に勝ち越した後、石井が2ラン。5回はボーリックが満塁ホームラン、6回は大塚がホームラン。

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オリックス0021000036
千葉ロッテ02304100x10

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2ラン2発に満塁ホームラン

7連敗から脱出、11日のオリックス戦以来の今季3勝目。何と主催試合では今季初勝利だ。2回、初芝が3号2ラン。3回には石井が3号2ランし、5回にはボーリックが3号満塁ホームラン。6回には大塚が今季1号。

初芝
「(オレの1発も)かすんじゃったね。でも、勝てばいいんだよ。」
石井
「良かったですよ。練習の時からいい感じだったんです。納得のいくバッティングができました。」

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諸積が顔面に死球

諸積が、顔面に死球を受け、長期離脱する羽目になった。4回、カルロスの投球が右頬を直撃。救急車で運ばれ、検査を受けたが、「右上顎骨および頬骨の骨折」で、全治5週間と診断された。

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4発10点!7連敗で止めた!!

ナインが雄叫びを上げて山本監督の元へ駆け寄る。力強いハイタッチで応える指揮官。勝った。やっと勝った。今季主催試合7試合目の初白星で、連敗は7でストップ。11日のオリックス戦以来12日ぶりに味わう勝利の儀式は格別だった。

連敗地獄から抜け出す1発攻勢。先陣を切ったのは初芝だ。2回1死一塁から先制の左越え3号2ラン。「打った瞬間、ホームランと分かった。先取点が欲しかったからよかったよ」。昨年まで4番を務めた主砲が笑えば、新4番の石井が続く。3回、1点を勝ち越した直後の2死三塁で左翼へ3号2ラン。「いい感じだった。練習から感じはよかったんです」。

移籍早々“不動の4番”を任されながら前日まで打率.190の不振。人一倍責任感の強い男は選手会長の堀の尻を叩き、仙台へ移動した21日夜、焼き肉店で野手の決起集会を開いた。全員がどうするべきか問題点を提起。有意義な時間を過ごしたが、グラウンドで答えを出さなければ意味はない。前日は4打数無安打に終わったが、1日遅れで答えを出したのだ。

とどめはボーリックだ。5回無死満塁からバックスクリーン左へ3号グランドスラム。「何とか打ちたかった。これでチームも波に乗るはず」。6回には大塚の1号ソロまで飛び出して今季最多の1試合4発、今季2度目の2ケタ得点だ。

「よく打ったし、晋吾(小野)もよく投げた。石井もようやくいいところで打ってくれた。連敗脱出?よかったよ」。山本監督も弾む足取りで帰りのバスに乗り込む。借金10と危機的状況は変わらない。だが、桜満開のみちのくで確かな手応えをつかんだ。

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