わたしはかもめ2000年鴎の便り(4月)

便

4月30日

西武1−8千葉ロッテ(西武ドーム)

1点を追うロッテは、6回、2死満塁でボーリックが走者一掃の左越え二塁打を放ち逆転。さらに、石井の2ランで計5点。7回にも連続押し出し四球で加点した。小野は、7回を4安打に抑え2勝目。チームは今季初の2連勝。

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千葉ロッテ0000052018
西武0010000001

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石井復活アーチ

石井が「久し振りに納得のいくスイングができました」と、西武3番手・ディアスのストレートをレフトスタンドに運んだ。6試合ぶりの4号2ラン。7回の押し出し四球を含め2試合連続打点。ボーリックも石井同様、7回に押し出し四球を選んで4打点。石井に代わって4番に座った4月26日以来、5試合連続安打で14打数6安打(打率.429)、打点9と絶好調。

広野打撃コーチ
「今までドロ沼にどっぷりつかっていたけど、昨日首が出て、今日は足まで出た。」
ボーリック
「連勝に貢献できて嬉しい。次はファンのためにマリンでも勝ちたいね。」

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4月最後で初の連勝

22試合目にして今季初の連勝。77年に5勝13敗3分けで記録した4月の球団史上最低勝率(.278)は下回ったが、ようやく勝率を2割台(.227)に乗せた。

山本監督
「素晴らしかった。小野がよう投げた。ボーリックも石井もいいところで打ってくれた。今日はいい感じだったよ。」

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黒木が今季初リリーフ

開幕から5試合勝ち星のない黒木が、9回に今季初めてリリーフ登板。先発以外でのマウンドは98年6月以来。直球で貝塚と赤田を空振り三振に仕留めるなど、無失点で切り抜けた。

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ロッテ、4月最後で初の連勝

9回2死一塁、小関の飛球が左翼手・大塚のグラブに収まる。その瞬間、ベンチの山本監督は両手をポーンと叩き、満面に笑みを浮かべた。開幕から実に1ヶ月、22試合目にして今季初の連勝だ。

「素晴らしかった。小野がよう投げた。ボーリックも石井もいいところで打ってくれた。今日はいい感じだったよ」。77年に5勝13敗3分けで記録した4月の球団史上最低勝率(.278)は下回ったが、ラストは連勝。ようやく勝率を2割台(.227)に乗せた指揮官は安堵の表情を見せた。

1点を追う6回2死満塁から4番・ボーリックの走者一掃の左越え二塁打で逆転。26日の日本ハム戦(東京ドーム)で初めて4番に座ってから5試合で14打数6安打9打点の大砲は「連勝に貢献できて嬉しい。みんなの調子も上がってきたし、早く借金を返す」。その助っ人を二塁に置いて左翼席に4号2ランを叩き込んだ石井も「4月は全て忘れ、5月からは1勝ずつ積み上げていく」と力強く巻き返しを口にした。

いまやエース格の小野も7を回1失点で2勝目。不振に喘いでいた黒木も2年ぶりのリリーフ登板で9回1イニングを1安打無失点と復調のメドが立った。2日からはいまだ白星のない本拠地・千葉マリンスタジアムだが、山本監督は「開幕前の構想に近づいてきた。この調子でいきたいね」。“5月反攻態勢”に勢いよく臨む。

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