小野が、110球でオリックス打線をわずか4安打に抑え、3勝目を挙げた。完封はプロ入り初。3回、バリーの2号ソロで先制。1死後、3連打などで2点を加えた。5回には、2四球をきっかけに、3長短打などで5点を奪った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | x | 9 |
小野が、散発4安打で三塁を踏ませず、プロ初完封勝利。しかし、9回2死から四球を与え、無四球試合を逃し、悔しがった。
昨年9月12日のプロ初完投勝利も、チームの連敗を7で止めた今年4月23日も、相手は同じオリックス。新「オリックス・キラー」の誕生だ。28試合目で、完封(完投)勝利はチームにとって今季初。2軍時代に小野とバッテリーを組んでいた、3年ぶり1軍スタメンの橋本は、猛打賞で小野をアシスト。
イチローの連続試合安打が17で止まった。4月12日のロッテ戦以来、毎試合ヒットを積み重ねてきたが、4打数無安打でついに終止符。
最後の打者はイチローだった。9回2死一、二塁から6年連続首位打者を123キロのスライダーで一ゴロに仕留め、小野が散発4安打、三塁も踏ませずプロ7年目で初完封だ。「格上のイチローさんを抑えられたから嬉しくて…」。
17試合連続安打のイチローを4打数無安打に封じ込む110球。この日1軍昇格したばかりで、97年10月12日のダイエー戦以来の先発マスクの女房役・橋本も好リードとプロ6年目で初の猛打賞で援護し「晋吾さん(小野)とはファームからずっと一緒。いいイメージしかない」と笑った。
実はこの日、小野の9歳年下の弟で静岡・御殿場西のエース亨君が春季県大会準決勝でちょうど同時刻に常葉菊川を散発4安打で完封した。「エッ、亨も完封?でも、あいつには負けられませんよ」と兄の面目躍如。全て日曜日の勝利で今季3勝目に、小野は「ファームで慣れているから昼間の試合は好きなんです」と得意顔だった。