5安打3失点に抑えた吉田が4試合目にして今季先発初勝利。今季最多得点タイで近鉄戦4連勝。初芝が5打点の活躍。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 6 | 0 | 1 | 11 |
大阪近鉄 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
吉田が、先発としては、1992年9月28日以来となる勝利。中継ぎから先発に転向して4試合目で、5回3失点。これまでの3度の先発では、打線の援護に恵まれなかったが、ようやく打線に助けられ、吉田は笑みを抑えながら、打線に感謝していた。
ベンチにどっかりと座っていた吉田が思わず腰を浮かせた。5番手の竹清が9回2死一、二塁から大村を空振り三振に仕留めた瞬間だ。5回5安打3失点でルーキーイヤーの92年9月28日のオリックス戦以来、2794日ぶりの先発白星に表情がみるみる崩れた。
「今日はクリーンアップに完璧に打たれてしまった。もっとしっかり仕事をしないと。先発は臨時のつもりだし、中継ぎと一緒で1人1人抑えているだけ」。そう言ってみたものの、竹清から渡されたウイニングボールを握り締めると自然と笑みがこぼれた。
開幕時は中継ぎも、先発陣の不振で2日から先発に回った。ここまで3試合の先発は20回1/3を投げ自責点4。防御率1.77と安定していたが、白星には恵まれなかった。ようやくの勝利に山本監督も「4度目の正直かな」とホッとした様子。これで当面のライバルとの直接対決4連勝。入れ替わりで5位に浮上した。