わたしはかもめ2000年鴎の便り(5月)

便

5月28日

千葉ロッテ5−3西武(秋田)

6回、小坂の適時打で同点。さらに2死満塁から大塚の二塁打で2点を勝ち越した。小野は5連勝。

123456789R
西武0001200003
千葉ロッテ10001300x5

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石井、今季初の犠牲フライ&敬遠

ボーリックの欠場で、4月25日の日本ハム戦以来となる4番に座った石井。1回1死一、三塁からの先制の犠牲フライに、2点を勝ち越された直後の5回に追い上げの犠牲フライ。今季、犠牲フライは初。6回の今季初敬遠には三塁側・西武応援席からもブーイングが起きていた。

石井
「打順は気にしていないけど、良かった。」

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サンデー晋吾健在

サンデー晋吾のはずだったが、1点リードされていた6回で降板。しかし、その裏にロッテが3点を奪って逆転。小野は5勝目を手にし、ハーラートップに並んだ。5月は4試合で3勝負けなしの防御率1.36。山本監督からの金一封に続いて月間MVPもゲット?

小野
「打線のおかげです。日曜?たまたま勝たせてもらっているだけ。」
橋本
「スライダーのキレはよくなかったけど、シュートがよかったのでピンチを切り抜けられた。」

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大塚が今季初の猛打賞

サンデー晋吾を援護したのは平成6年同期入団の大塚だ。6回2死満塁からの決勝の2点二塁打を含め、今季初の猛打賞。

大塚
「晋吾があれだけいいピッチングをしてるんだから、勝たなきゃいけないと思ってね。」

◇ボーリック欠場

ボーリックが左手首に違和感を訴え欠場した。大事を取っての休養で、30日からは出場できる見込み。

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サンデー小野5連勝

小野のサンデー連勝が止まらない。6回3失点ながら、勝ち越し点を許した直後に逆転してもらって勝利投手。これで4月23日オリックス戦(仙台)から毎週日曜日に登板して5連勝。防御率は2.52でトップの座を松坂に譲ったが、ハーラートップタイの5勝目だ。

小野
「打線のおかげ。低めに思い切って投げることだけ考えました。でも、本当に今日はみんなに勝たせてもらった。」

試合後、ナイン1人1人にペコリと頭を下げた小野は“強運”を喜んだ。1点リードの4回1死三塁に鈴木に同点中前打、5回2死満塁にも鈴木に勝ち越しの中前打を浴びたが、6回裏2死満塁から大塚の左翼線二塁打などで再逆転。7回以降はリリーフの藤田、小林雅、ウォーレンがしっかりリードを守ってくれた。

天も味方した。この日の降水確率は70%。小野投手コーチも「正直、水曜日にずらす話し合いもした」というが、試合終了直前に小雨が降っただけ。サンデー登板を継続できたのだ。小野の“サンデー不敗神話”で連敗を3でストップした山本監督も「シンゴがよう踏ん張った。次?もちろん日曜。変えられる訳ないじゃないか」 と笑った。

前日は、御殿場西(静岡)の2年生エースの弟・亨君が、東海大会1回戦で中京大中京(愛知)を延長12回の末に7−5で破りベスト4入り。電話で勝利の報告を受けた小野は「弟が勝ったら、僕も勝つんですよ」。これからは2人でそれぞれ最多勝、甲子園を目指していく。

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同期が強力援護

小野と同じ93年ドラフト入団、75年生まれの同級生達が援護した。同点の6回2死満塁で大塚が内角直球を叩いて勝ち越しの左翼線二塁打。立川、福浦もそれぞれ得点に絡む2安打を放った。今季初の猛打賞を記録した大塚は「小野は同級生だし何とかしたかった。それに自分の生き残りもあるしね」と嬉しそう。山本監督も「同期がよう頑張ったね」と目を細めていた。

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