わたしはかもめ2000年鴎の便り(6月)

便

6月10日

西武3−11千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテが松坂を攻略し、連敗を4で止めた。昨年4月21日以来の対松坂の連敗も6で止めた。1回に失策と3安打で2点を先制。6回には6安打の猛攻で大量9点を挙げた。

123456789R
千葉ロッテ20000900011
西武1000000023

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ベテラン本西が貴重な追加点

貴重な追加点を叩き出しのは、4月30日以来の先発出場だった本西。1点リードで迎えた6回1死一、二塁から左中間を深々と破る2点三塁打。

本西
「松坂とは(現役を)辞める前に1度は対戦したかったんだ。ホント、いい記念になったよ。」

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山本監督あえて非情采配

6連敗していた松坂から、昨年4月21日以来の白星。先発投手の吉田を5回2死二塁で降板させ、3連投のロバーツへつなぐ非情采配までした。

山本監督
「ようやくだねえ。松坂の去年との違い?そこまで考える余裕はなかったよ。篤史(吉田)には悪かったけど…。」

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吉田が中3日も好投

中3日で先発した吉田は、5回2死二塁で降板したものの、1失点という好投。

吉田
「あの場面の交代は仕方がない。むしろ中3日でチャンスをいただいたことに感謝している。打たれたけど持ちこたえられて良かった。」

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天敵一気粉砕

9試合目の対戦で松坂にようやく2つ目の黒星をつけた。初回に大塚の左前適時打などで2点を先取。1点差の6回には3試合ぶりにスタメン復帰した4番・石井が左越え8号2ランするなど6安打を集めて一挙9点。今季1イニング最多得点の猛攻で天敵・松坂をKOした。

「松坂は速かったけど、直球に的を絞っていった。これをきっかけに迷惑をかけた分を取り返していきたい」。不振で2試合代打に“格下げ”されていた石井は笑みを浮かべた。

松坂には昨年4月27日から1セーブをはさんで6連敗していた。過去8試合では2度完封を許すなど最高得点も2点。この日は「ボール球をよく見極め、それぞれ直球、スライダーの甘い球を狙え」(高沢打撃コーチ)の指示を従い大量得点につなげた。山本監督も「松坂?ようやくだねえ。みんながやるべきことをきっちりやってくれたおかげ」とホッとしていた。

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吉田4回2/3、1失点降板も納得

山本監督の“非情采配”で勝利投手の権利を失った吉田だが、4回2/3を1失点で連敗ストップに貢献した。6日の日本ハム戦(千葉マリン)は3回4失点KO。志願して中3日で先発し、5回2死二塁でロバーツにマウンドを譲るまでゲームをつくった吉田は「勝利投手の権利については何ともありません。中3日でチャンスをいただいたんですから。連敗のスタートは自分だったし、勝ててよかった」と話していた。

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