わたしはかもめ2000年鴎の便り(6月)

便

6月15日

オリックス5−6千葉ロッテ(千葉マリン)

ロッテが逆転勝ちで3連勝。初回に4点先制されたが、2回に福浦3ラン、4回に福浦の適時打で追いつくと、6回に1死満塁から小坂の犠飛で1点をリード。7回には大塚の本塁打で6点目。その後1点差に迫られたが逃げ切った。

123456789R
オリックス4000000105
千葉ロッテ03010110x6

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福浦絶好調

福浦が10日の西武戦に続き4安打の固め打ち。打率を.349まで上げた。5日に母親が他界。その後8日に戦列復帰してから.524と絶好調。

福浦
「体が自然に動いている。同期の晋吾にも負けていられない。どこかで見ていてくれると思って頑張るだけ。」

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とうとう乱闘

7回2死、小倉がボーリックの右肩へ死球。それが契機となり乱闘へ。ベンチだけではなく、ブルペンからも選手が集結した。4月13日のイチローの椎木への殺人スライディング、4月23日の死球合戦…。これらは乱闘寸前で止まっていたが、この日は、とうとう乱闘になり、(なぜか)ウォーレンに暴行を働いたアリアスが退場。当事者のボーリックは、乱闘の最中、涼しげに一塁にいた。

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サブロー復帰へ

「左頚骨骨折」で全治1ヶ月と診断され、今月1日に登録を抹消されたサブローが、ウオーキングを開始した。20日に再検査を受ける予定で、検査の結果、正式にGOサインが出れば、復帰へ向け本格的なリハビリトレを始める。

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ウォーレン“報復”9S

ウォーレンが右拳を力強く突き上げる。9回2死、小川を中飛にうち取った瞬間「ウォーッ」と雄叫びを上げる。“リベンジ登板”で9セーブ目を挙げた男は真っ赤な顔で吠え続けた。「アイツのパンチは全然効かなった。かすっただけさ。イージーパンチだ。モスキート級のパンチだよ」。少し腫れた右こめかみをさすりながら巻くし立てた。

“事件”が起こったのは2点リードの7回2死だった。ボーリックが小倉から右肩に死球を受けた。本塁付近で両軍入り乱れての乱闘。その際、ウォーレンはアリアスに右こめかみを殴られていた。ウォーレンは「いきなり殴ってきた」ととぼけたが、このパンチで退場処分になったアリアスは諸積が顔面に死球を受けた4月23日の5回戦(仙台)にウォーレンが谷に当てたことを引き合いに出し「仙台でアイツは谷に狙って当てた。オレはチームメートを守っただけ。小倉は帽子をとって謝ってるのにアイツがチャチャを入れてきた。だから殴ったんだ」とウォーレン側に非があると主張している。

こめかみを抑えながらベンチに戻ったウォーレンだが、このまま引き下がる男じゃない。首脳陣から「いけるか」と聞かれると「大丈夫だぜ」と即答。1点リードの9回2死、目を血走らせてマウンドに上がるときっちり小川を料理した。

「オレはエキサイトはしていなかった。冷静だったよ」。炎のセーブで今季3度目の3連勝。この夜は暴れん坊のストッパーが頼もしく見えた。

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福浦、天国の母に送る4安打打点

福浦が4点差の2回無死一、二塁で中堅右に約1ヶ月ぶりの5号3ラン。4回にも右翼線へ同点適時打を放つと、6回には勝ち越しにつながる中前打。4安打猛打賞で逆転劇の主役となった。5日に母・千江子さん(享年46歳)を亡くし、山本監督やチームメートが葬儀に参列した。今の福浦のプレーは天国の母やチーム全員に恩返ししているようにも映る。「僕自身がびっくり。(母が)見ていてくれるんでしょうね」。福浦は生まれ変わり、着実に成長している。

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