わたしはかもめ2000年鴎の便り(6月)

便

6月30日

山本監督がウォーレンに厳重注意

山本監督が、前日の西武戦後、相手ベンチへ右手中指を立てる挑発ポーズ(欧米では最大の侮蔑のポーズ)をしたウォーレンに対して、遠征先の北海道函館市内の宿舎で厳重注意を与えた。次回7月14日からの西武4連戦の際に、東尾監督に直接謝罪する意向を明かした。

山本監督
「アレはよくない。今度西武と対戦する時、東尾監督に謝ります。」

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堀が2軍落ち

5月から打撃不振のためスタメン落ちしていた堀の2軍落ちが決定。代わって、サブローが登録。なお、堀の再登録は7月10日以降。

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ウォーレンに厳重注意

ブライアン・ウォーレン投手が6月30日、遠征先の北海道函館市内の宿舎で山本功児監督から厳重注意を受けた。同投手は前日の西武15回戦(千葉マリン)でセーブを挙げた際に西武ベンチに向かって中指を突き立てる欧米では最大の侮蔑のポーズを取った。

27日の試合で東尾監督から不正投球疑惑を突きつけられたのが伏線になっていたが、山本監督は「昨日は気づかなかったが、マネジャーに聞いてテレビで見た。興奮したのかもしれんけど、あれはいかん。怒りました」と注意したことを明らかにした上で「今度、対戦する時に東尾監督に謝る」と次回対戦となる14日の西武戦(千葉マリン)で東尾監督に直接謝罪する意思を示した。

フロントも今回のウォーレンの行為を問題視。後藤球団代表がこの日朝、西武・小野球団代表に電話で謝罪。石井球団代表補佐も「度を越したパフォーマンスだった」と話した。

ウォーレンはこの日、チームと一緒に函館入りしたが、函館オーシャンスタジアムで行われた練習参加は免除され、宿舎で静養。夜になって報道陣の前に姿を見せ「興奮してやってしまった。失礼だし、恥ずかしいことをしてしまったと思っている。反省している」と神妙な表情で語った。前夜は米国の家族に電話して「祖父、ワイフにも頭を冷やせと言われた」という。

◇東尾監督は山本監督に怒り

ウォーレンの行為について、ロッテ側が謝罪の意向を示したことに東尾監督は「やっちゃいけないポーズだからな。昨日は受けざるを得なかったが…」と努めて冷静に話した。この日朝、ロッテ・後藤球団代表から一連の騒動についての電話連絡をもらったという小野球団社長も「社会人としての品位を疑われるような行為。当然じゃないか」とした。しかし、一方で東尾監督は前日の山本監督の行為にあらためて言及。チェックを厳しくするという審判団の意向に従うはずが小関への2球目に抗議を行ったことに「約束が違う」と怒りを隠せなかった。

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小野のスパイクを出品

サンデー8連勝中の小野の“お宝グッズ”がオークションに出されることになった。球団営業部では昨年から毎月、ホームページで選手の愛用品を販売しているが、6月分として小野のビジター用スパイクが1日から登場する。営業部では「過去最高は山本監督のユニホームの16万5000円だが、8勝中6勝を挙げた小野のスパイクはそれを超えるかも」と見ている。収益金は千葉県、千葉市の福祉に役立てられるが、小野は「少しでも役に立てれば」と話した。

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