わたしはかもめ2000年鴎の便り(7月)

便

7月5日

千葉ロッテ2−0福岡ダイエー(金沢)

ロッテが好継投で逃げ切った。3年ぶりに先発した竹清が、6回途中までを5安打無失点と好投し、2年ぶりの勝利。打線は、3回に大塚のレフト前に落ちる二塁打で1点先制。8回にはボーリックの適時打で貴重な1点を追加。

123456789R
福岡ダイエー0000000000
千葉ロッテ00100001x2

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竹清好投

平成9年10月11日以来、3年ぶりの先発マウンドの竹清が、5回2/3を5安打無失点に抑える好投。

竹清
「緊張で、昨日の夜も眠れなくて。自分の投球ができました。でも疲れました。」

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大塚が竹清を援護

大塚が、3回2死一、三塁から二塁後方へ落とす先制のタイムリー二塁打を放った。

大塚
「ちょっとタイミングが早くてバットの先だった。いいところに落ちてくれましたよ。今日は竹清さんに全て聞いてください。」

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ノットがいよいよ先発

新外国人左腕投手のノットが、6日の富山でのダイエー戦に来日初先発する。1日のイースタン・巨人戦に先発しており、その際は4回を2安打無失点に抑えている。

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ウォーレン登板に全裸男!

石川県立球場が“チン入者”に揺れた。ロッテ2点リードで迎えた9回。この回からマウンドに上がったウォーレンが投球練習をしている最中だ。バックスクリーンに素っ裸の男が登場。3分間にわたって「HAWKS」と書かれた応援旗を振り続けたのだ。

球場警備に当たっていた金沢西署員が急行したが「人込みに紛れて捕まえられなかった」と男はまんまと逃走した。おかげでグラウンドは異様な雰囲気に包まれたが、ウォーレンは3者凡退で14セーブ目。「集中力をそがれたよ。でも、あいつのモノは小さかったな」と高笑いした。

緊迫した試合だった。3回に大塚の右翼線二塁打で先制したが、8回にボーリックの左前適時打が出るまで1−0の展開が続いた。3年ぶり先発の竹清は低めを丁寧につく我慢の投球で5回2/3を無失点。完封リレーが完成した瞬間、ベンチで右拳でガッツポーズをつくった。今季初のお立ち台では「めちゃ嬉しい。それだけです」と叫んだ。

白星自体が98年5月31日の近鉄戦以来2年ぶりなら、先発白星はルーキーだった97年4月25日のダイエー戦以来3年ぶり2度目。昨年はわずか3試合のリリーフ登板に甘んじていただけに、喜びもひとしおだった。今季5度目の完封勝利に山本監督も「何はともあれ今日はタケ(竹清)でしょう」と絶賛。「この次?先発で使わんと怒られる」とその場でローテーション入りを確約した。

喜びのあまり、帰りがけにダイエーのバスに荷物を積み込みかけた竹清は「これからは負けない投手を目指す」ときっぱり。思わぬハプニングに沸いた試合だったが、最下位からの巻き返しを図るロッテに頼もしい救世主が現れた。

大塚
「打ったのはストレート。少しタイミングが早くてバットの先だったけど、いいところに飛んでくれました。」(3回2死一、三塁から先制の右翼線二塁打)
ボーリック
「何としても1点欲しい場面で打つことができてラッキーだ。大きな追加点になったね。」(8回2死二塁から左前適時打)

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