オリックスがチーム最多の18安打で9点を挙げて大勝。6回は打者11人の猛攻で6点を奪った。ロッテは3安打で1点。3回以降は無安打だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 9 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
今季7度目の3連敗で、山本監督は意気消沈。投手陣が壊滅状態で、3連敗中は5得点で27失点。後半戦4試合でも38失点。
1回にボーリックのタイムリーで先取しながら、終わってみれば加藤の前に「スミ1」。山本監督はさすがにショックの色を隠せなかった。
黒木が、2日、出場選手登録を抹消された。1日のオリックス戦で打球を受けた右上腕部に張りが出たため、大事を取った。病院には行かず、患部を冷やして様子をみる。投球再開には約1週間かかる見通し。
先発・清水直が5回1/3を6失点KO。打線も3安打と振るわず今季7度目の3連敗を喫した。右ひじ痛で出場選手登録を抹消された小野に続き、この日はエース黒木も右上腕部打撲で戦線離脱。チームも大敗し、まさに“厄日”になった山本監督は「打つ方も投げる方ももっと積極的にいかんと。パターン的に悪すぎる」と厳しい表情だった。
シドニー五輪で全日本の柱になる予定の黒木が、1日、7月8日以来1軍戦に先発したが、初回から4連打を浴び2失点。5回7失点でKO。2回以降は6者連続奪三振で立ち直ったが、4回、ナナリーの打球が右上腕を直撃。これが響き、5回に小川の満塁ホームランなどで5点を失った。
不運なKOであったが、日本オリンピック委員会(JOC)関係者は心配。シドニー五輪へ、セ・リーグからエース級が出なかったため、計算の立つプロ投手は黒木と西武の松坂だけ。メダルを直接争う米、韓、豪、キューバ戦にこの2人で回す算段でいるが、このままでは、メダル獲得に大きな誤算だ。1日は、ネット裏に全日本チームの野村投手コーチが心配して駆けつけたほどだった。
前日のオリックス15回戦(千葉マリン)の4回にナナリーの打球を右上腕部に受けた黒木知宏投手が2日、出場選手登録を抹消された。前日は降板後にアイシング治療を施していたが、一夜明けたこの日になって右上腕部が腫れ上がり、右腕が肩から上に上がらない状態。石井トレーナーは「右上腕三角筋下部の打撲。筋肉部分なので10日経てば大丈夫だし、病院にいく必要もない」と説明したが、筋肉部分の打撲のために5、6日は投球練習ができず、登録抹消について山本監督は「状態が良くないので10日間開けることにした」と話した。
黒木はこの日、グラウンドに姿を見せたものの「つっぱり感があって腕を上げると痛い。今は投げられる状態ではない」と厳しい表情。出場が決まっている五輪については「それまでには大丈夫だと思う」としたが、患部が右肩だけに今後に不安を残した。