わたしはかもめ2000年鴎の便り(8月)

便

8月29日

千葉ロッテ11−3福岡ダイエー(千葉マリン)

4回、堀が永井から適時二塁打を放ち同点。5回は平井、ボーリックの連続適時二塁打で勝ち越した。6回は、永井、田之上から大量6点を奪った。和田は8年目でプロ初勝利。

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和田8年目で嬉しいプロ初勝利

8年目の和田がプロ初勝利。2番手として3回2/3を無失点に抑える間に、味方打線が逆転し、勝利投手が転がり込んで来た。東洋大2年春の亜大戦でノーヒットノーランを達成して以来、記念のウイニングボールは人生2個目。プロ通算26試合目。先発は8月6日の近鉄戦だけという苦労人が初めてお立ち台に上がった。

和田
「入団したときから、自分は勝つことは無理と思ってました。プロの世界は凄いし。夢みたいな感じです。お立ち台?恥ずかしいものですね。」
山本監督
「和田はようやった。1球1球丁寧に投げてるから、たとえ抜けても、いい外れかたをするんだ。逃げて外れてるんじゃなくてね。本質的に攻撃的なピッチングだよ。それにしても、初勝利だとは思わなかったよ。とにかくおめでとう。」

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石井が2軍戦出場

左手首骨折で戦列を離れていた石井がイースタンの湘南戦に4番・DHで出場。二ゴロ、遊ゴロ、右飛、一邪飛と、4打数無安打に終わったが、左手首に不安はなさそう。早ければ9月2日の日本ハム戦から1軍へ復帰することに。

石井
「手首に不安はなくバットを振れたので、とりあえずホッとしている。」
山本監督
「本人が感覚をつかんでくれれば大丈夫。」

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29歳・和田8年目の初勝利

口を固く結んで戦況を見つめていた和田から白い歯がこぼれた。9回2死一、二塁から川井が松中を捕邪飛に仕留めた瞬間、8年目、29歳でのプロ初勝利が転がり込んだ。92年度に東洋大からドラフト3位で入団し、26試合目での白星に「プロで勝てるなんて思わなかった。夢みたいです」と満面に笑みを浮かべた。

1点を追う4回1死二塁から先発のロバーツをリリーフ。MAX144キロの直球を武器に大道、小久保を空振り三振、遊飛に仕留めた。直後の5回に味方打線が逆転、6回には6点の大量援護をもらって7回まで3回2/3を1安打無失点に抑えた。昨年12月11日、かな夫人(24)との結婚披露宴で「必ず初勝利を挙げます」と誓った。11月26日に2世が誕生する。都内の自宅で初勝利を知った夫人は「お腹の子も喜んでいると思います」と声を震わせた。

大学2年春の亜大戦でノーヒットノーランを達成した時以来のウイニングボールを手にした和田も「約束を守れたし、生まれてくる子供にいい報告ができます」と声を弾ませた。

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石井が51日ぶり実戦復帰

7月9日に左手首を骨折したロッテの石井が29日、イースタン湘南戦(ロッテ浦和)に4番・DHでスタメン出場した。51日ぶりの実戦は二ゴロ、遊ゴロ、右飛、一邪飛の成績だったが球団広報を通じ「結果は駄目だったけど、手首の不安なく振れたので、ほっとしている」とコメントした。報告を聞いた山本監督は「慣れるのに2、3試合出た方がいいけど、あとは本人が大丈夫というの待つだけ」と話した。早ければ9月2日の日本ハム戦(東京ドーム)から1軍昇格させる方針だ。

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