わたしはかもめ2000年鴎の便り(8月)

便

8月30日

千葉ロッテ4−1福岡ダイエー(千葉マリン)

ロッテは、2回、堀の安打、盗塁から好機をつくり、一ゴロの失策と諸積の適時二塁打で2点を奪った。4回には、堀、諸積の適時打で加点した。小野は9回途中まで6安打1失点に抑えて11勝目。ダイエーは今季3度目の5連敗。

123456789R
福岡ダイエー0000000011
千葉ロッテ02020000x4

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後半戦ようやく勝利

今季2度目の完封は逸したが、小野が後半戦初白星となる11勝目を挙げた。9回に無死一、二塁のピンチを招いて降板し、完投は逃したが、8回までは三塁を踏ませぬ完璧な内容。これでトップの勝率(.786)・防御率(3.18)に加えて、勝ち星も松坂に1差と迫り、再び投手三冠が射程圏に入ってきた。

小野
「やっと自分の投球ができた。勝てたことより嬉しい。」

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諸積が猛打ショー

2回にレフト線へ二塁打を放ち、2点目をたたきだした。4回には4点目となるタイムリーも放ち、4の3で2打点の大暴れ。

諸積
「2回は小坂が盗塁していたので、それを無駄にしたくなかった。4回も走者を活かしたかったし。」

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小野41日ぶり11勝目

試合後もやまらないファンの声援が心地よい。今季2度目の完封こそ逸したが、小野が7月20日のダイエー戦(千葉マリン)以来41日ぶりの11勝目だ。「勝利より、攻める気持ちを忘れない自分の投球ができたことが嬉しい」。7月31日には右ひじ滑膜炎で戦列離脱後、2試合白星から遠ざかったが、その不安も121球の熱投で消滅した。これで防御率3.18、勝率.786とリーグ1位をキープ。勝利数も松坂に1差と迫った。しかも松坂が日本代表としてシドニー五輪に出場する間、小野は最低でも2試合に先発する予定で投手3冠は“射程圏”だ。「自分はそんなピッチャーじゃない。その気持ちを忘れずにいきたい」と無欲を強調していた。

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