ダイエーは1点届かず、優勝はまたも持ち越した。ロッテは、同点にされた6回裏、初芝が決勝本塁打を放った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 5 |
絶対に見たくなかったダイエーの胴上げ。西武のアシストがあったとはいえ、連勝で見事に阻止した。4点差を1度は追いつかれたが、6回に初芝の1発で勝ち越し。最後を守護神・小林雅で締める必勝パターンだった。
園川一美2軍コーチが今季限りで退団することが、6日、明らかになった。後藤節夫球団代表が明らかにしたもの。園川コーチは1986年にドラフト2位で日体大からロッテに入団。通算76勝115敗の成績を残して、昨年引退した。今季からは1軍コーチに就任したが、開幕直後に2軍に回されていた。
9月の月間MVPが発表され、パの投手部門では黒木が初選出、野手部門は近鉄の中村紀が今年5月以来3度目の受賞となった。黒木は、登板した3試合で1完投を含む3勝、中村紀は12試合で8本塁打、打率4割1分3厘をマーク。
前日より1000人少ない2万8000人の観衆だったが、前日は売れ残った内野指定席が完売。有料入場者数は増えた。この日の入場料収入は約6000万円で、販売店収入は約5000万円。2日間で約2億1000万円の「荒稼ぎ」だ。
ロッテが広島のミンチー投手の獲得に乗り出すことが、6日、明らかになった。ミンチーは、3日に帰国、広島球団からシーズン終了後の他球団との交渉の自由を認められている。ロッテはすでに先発として期待したロバーツ、ノットの両外国人投手を解雇。7日に会談を持つウォーレンとも積極的に契約を結ぼうという意思はなく、外国人枠に3人の空きができるのは確定的になっている。ミンチーは、今季31試合に先発し、12勝10敗、防御率3.49。3年間通算でも83試合で29勝30敗、防御率3.52の成績を残している。
胴上げを信じるダイエーファンから悲鳴が上がる。4点差を追いつかれて迎えた6回1死。初芝の打球が鷹党が陣取る左翼スタンドに舞い降りた。「1、2打席は全然タイミングが合っていなかったから自分でもびっくりした。ボールをよく見ていこうと思ったら当たっちゃいましたよ。お客さんも多かったし、楽しめましたね」。
前日の2打席連続アーチに続く決勝の21号ソロ。2試合で3発を放ち、ダイエーの胴上げを阻止した初芝は高笑いだ。大観衆、胴上げ阻止への意地も力になったが、8月に千葉県船橋市内に約100坪(約330平方メートル)の土地を約1億円で購入したことも発奮材料になっていた。「今は整地しているところで、出来上がるにはまだまだかかるんじゃない」と話すが、家の建設費用を稼ぐためにもシーズン最後まで気を抜く訳にはいかなかったのだ。
95年に優勝目前のオリックスに3連勝したのに続く胴上げじらし。初芝同様に球場、球団の営業担当者もホクホク顔だ。前日より1000人少ない2万8000人の観衆も「昨日は売れ残った内野指定席が今日は完売。有料入場者数は増えました」と球場営業担当者。この日の入場料収入は約6000万円で、販売店収入は約5000万円。2日間で約2億1000万円の“荒稼ぎ”だ。
「予備日とは思えなかったね。忙しかったけど、こういうことならね」と球団営業担当者。ダイエー関係者の溜息とロッテ関係者の高笑いが秋の夜空に響き渡った。
ロッテが広島のネイサン・ミンチー投手(31)の獲得に乗り出すことが6日、明らかになった。ミンチーは3日に帰国、広島球団からシーズン終了後の他球団との交渉の自由を認められている。ロッテは既に先発として期待したロバーツ、ノットの両外国人投手を解雇。7日に会談を持つウォーレンとも積極的に契約を結ぼうという意思はなく、外国人枠に3人の空きができるのは確定的になっている。
山本監督は「補強すべきは投手。ローテーションに入って来る投手は1枚でも2枚でも必要」と語っており、今季31試合に先発し12勝10敗、防御率3.49。3年間通算でも83試合で29勝30敗、防御率3.52の成績を残しているミンチー獲得に動くことになった。