わたしはかもめ2000年鴎の便り(12月)

便

12月5日

妊娠が原因で獲得断念

5日、来季契約が合意に達していた前ヤクルトのジェイソン・ハッカミー投手(30)の獲得断念を発表した。リサ夫人(27)の妊娠が今月になって発覚し、ハッカミー側が来季の来日不可能を通達し、球団が認めたもの。

川北運営部長
「妊娠4週間が今月になって判明した。(夫人の)近くにいたいということ。事情が事情なので仕方ない。」

ページトップ

ミンチーの獲得を発表

5日、広島を自由契約になったネイサン・ミンチー投手(31)を獲得したと発表した。年俸はオプションを含めて総額1億5000万円で合意した。また、秋季キャンプで入団テストを受けていたデリック・メイ外野手(32)の入団が決まった。

ページトップ

ハッカミー、おめでたで破談

おめでたでドタキャン!ロッテは5日、契約面で合意に達していた前ヤクルトのジェイソン・ハッカミー投手(30)の獲得を断念したと発表した。今月に入ってリサ夫人(27)が妊娠していることが判明したことからハッカミーが来年は米国に残って夫人についていたいと入団をキャンセルしてきたもの。ロッテは最悪の場合、助っ人3人態勢で来季に臨むことになった。

千葉マリンスタジアムで行われた山本、武藤、薮田、松本の4選手の契約更改交渉が無事終了。一仕事終えた川北運営部長が厳しい表情で口を開いた。「秋季テストに参加していたメイ選手と合意に達しました。ミンチー選手とも合意に達しました。ただ、ハッカミー選手とも合意に達していたのですが、先方の奥さんが妊娠しまして今回はこちらに来られないことになりました」。

今季のロッテは先発左腕がわずか6勝。そのうち4勝を挙げたノット、ロバーツ両助っ人は既に解雇し、今オフの最重点補強に先発左腕を挙げていた。10月末にはヤクルトとの来季契約交渉が折り合わず、ウエーバー公示されたハッカミーをウエーバー譲渡金(400万円)を支払って交渉権を獲得。11月末には年俸1億2000万円で合意に達していた。

しかし、今月に入ってリサ夫人が妊娠4週間であることが分かったハッカミーから「彼女の方についていて上げたい。米国の方に残ってやりたい」という連絡が入り、全てがご破算になってしまった。

この日は前広島のネイサン・ミンチー投手(31)と前オリオールズ傘下3Aロチェスターのデリック・メイ外野手(32)の獲得を正式発表。ボーリックの残留が決定しているが、突然の事態に第4の助っ人は全くの白紙状態。シーズン終盤で獲得に乗り出していた韓国プロ野球ロッテの左腕・朱炯光投手(24)についても「韓国からの獲得はない」(川北部長)とし、最悪の場合は来季助っ人が3人態勢になってしまう。

オフに入って和田、川俣の両投手に2世が誕生。川井も結婚し、澤井の来オフの結婚も明らかになるなどおめでた続きのロッテだが、今回ばかりはとんだおめでたになってしまった。

ページトップ

武藤、背番16で心機一転

武藤が700万円ダウンの3100万円で契約を更改した。今季は1勝4敗、防御率5.18の成績に終わっただけに「何も言う材料がありませんから」とあっさり白旗。来季は背番号を17から社会人時代の16に変え「開幕1軍を目標に心機一転してやりたい」同じプリンスホテル出身の石井、ドラフト3位で入団する長崎と自主トレを張り、初心に帰って出直す。

ページトップ