わたしはかもめ2001年鴎の便り(2月)

便

2月4日

堀必死

二塁の定位置をサブローと争っている堀は、若手に交じって夜間練習にも参加。シャープなスイングを意識して打ち込む。目標は5年ぶりの打率3割。

「あぐらをかいてる立場でなくなった。自分にプレッシャーをかけながらやっている。ここ数年、期待を裏切ってばかりいる。今年頑張れば選手生命が伸びると思う。」

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ミンチーが大人気

朝から雨が降りやまず、鴨池ドームでの練習。訪れたファンはわずか50人と寂しかったが、ドーム入り口に詰め掛けた地元少年ファンは、ジョニーや石井ら主力からサインをもらい大喜び。中でも身長203センチの新外国人ミンチーは大人気だった。

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横田、入念に体操してから

テスト入団した横田が、西武時代に苦しんだ右肩痛再発を恐れて慎重に投げている。4日は雨で肌寒く、入念な体操で肩を温めてからブルペンに。西武での経験を買い先発に期待する山本監督は、回転のいい球を見て、1球ごとに頷いていた。

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小坂ゴロ打法

小坂がゴロ特打ちで「内野安打製造器」を目指す。第1クールは4日間連続でフリー打撃練習を敢行したが、打っているのはセンター方向中心のゴロばかり。自慢の俊足を生かすために、徹底してゴロ打ちに取り組んでいる。

4日も午後2時すぎから約20分間、フリー打撃を行った。全68スイング中、ゴロが約6割に当たる41、ライナー性の当たりが16、ポップフライは11しかなかった。ゴロはボテボテの当たりもある。打撃改造は秋季キャンプから取り組み、早出、居残りと時間を替え、毎日フリー打撃を行った。

山本監督
「内野安打も20本、もっと増える。1番で決めてんだから。いいねえ。」

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石井、外野に転向の可能性も

福浦との熾烈な一塁争いを演じる石井が外野に転向する可能性も出てきた。山本監督が「2人とも使いたいが、石井が福浦との争いに負ければ外野で勝負してもらうことになる」と語ったもの。室内練習場でのフリー打撃では途中でマメをつぶしながら中堅方向に本塁打性の当たりを連発。首脳陣に打撃をアピールした石井は「ファーストミットしか持ってきていません」とあくまで一塁で勝負する構えを見せた。「背水の陣」で臨む今季、レギュラー獲りの争いはまだまだ続く。

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