ダイエーは、2回表、松中の2ランで先制したが、その裏、ロッテは、佐藤のソロ、小坂の適時打で同点とした。その後、ロッテは、4回、橋本の今季初の2ランで勝ち越し。7回に城島のソロで1点差に迫られるが、藤田、吉田、小林雅のリレーで逃げ切った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
2回に松中の2ランで2失点後、ベンチに引き揚げたバッテリーを山本監督が呼びつけてカツを入れた。小野には「何を淡々と投げているんだ!」、橋本には「もっとしっかり投げさせろ!」と声を張り上げた。そのおかげか、小野は3回から持ち前の粘り発揮し、7回までの4回を1失点。橋本も4回に勝ち越し2ランで援護。
守護神・小林雅が、9回、「コバヤシ」コールが沸き起こる中、マウンドに上がった。松中・城島の連打などで2死二、三塁となったが、最後は代打坊西を空振り三振。坊西には、2日の対戦時に打たれ、昨年6月以来のサヨナラ負けを喫していた。この4連勝は、小林雅が締めくくり、セーブ13でリーグトップに躍り出た。
ボーリックが疲労性腰痛で、スタメンを外れた。病院には行かず、アイシングと投薬治療を行い様子をみる。
橋本の一振りが今季3度目の4連勝をもたらした。2−2で迎えた4回1死一塁。吉武の初球ストレートを一直線で右翼席へ。「会心の当たりでした。前の打席が見逃し三振だったので、絶対打ちたかった」とお立ち台でまくしたてた。
小野が3勝目を挙げた13日の近鉄戦(大阪ドーム)でも猛打賞と活躍。2人で昨季9勝の相性のよさは健在で、その小野も7回3失点で4勝目だ。「2回に監督から“なに淡々と投げてんだっ”とカツを入れられたのが効いた」とカミナリ効果に感謝しきり。藤田、吉田、小林雅への継投策もピタリと決まり「いいゲームだった。うまく投打が噛み合った」と山本監督。近鉄と入れ替わりで3位に浮上して上機嫌で球場を後にした。
今季初の月曜日開催となった千葉マリンでは「マンデー パ・リーグ」企画として80歳以上の来場者を無料に、夫婦合わせて80歳以上には1人分を無料にするサービスを行った。対象となったファンは約100人だったが、好評で5回終了時には球団マスコットとファンがグラウンドで踊る企画も行われた。またキャンプ地の鹿児島市から赤崎義則市長が訪れて始球式に参加。「来年は鹿児島で公式戦を開催して欲しいですね」と話していた。