わたしはかもめ2002年

鴎の出来事

[3月30日] ペナントレース開幕

初の札幌での開幕戦。川島コミッショナーの要望で、全国6球場で分散してのセ・パ同時開催となった。

[4月7日] 球団初の開幕7連敗

4月7日の大阪近鉄戦(千葉マリン)に3−7で敗れ、開幕以来7連敗。東京オリオンズ時代の1967年の6連敗を更新する不名誉な球団新記録となった。

開幕7連敗以上は、以前に6球団が記録しているが、1954年の広島の4位が最高で、半分の3球団は最下位に終わっている。

開幕7連敗以上
連敗球団最終順位
195512トンボ8
197912西武6
196110阪急5
19798ヤクルト6
19547広島4
19887南海5

[4月8日] 塀内が初打席本塁打

4月8日の日本ハム戦(千葉マリン)で、3年目の塀内が9番・ショートで初スタメン。3回のプロ入り初打席でシールバックから本塁打を放った。初打席本塁打はプロ野球史上43人目で、パ・リーグでは23人目。ただし、1991年以降に記録した7人のうち6人までが外国人選手。日本人による初打席本塁打は、塀内で12人目となる。

パ・日本人の初打席本塁打
打者所属年月日相手
戸倉勝城毎日50-03-11西鉄1
塩瀬盛道東急50-05-11大映6
後藤忠弘近鉄62-08-21毎日3
小室光男西鉄68-08-21近鉄8
山村善則太平洋45-05-30ロッテ8
香川伸行南海80-07-08近鉄5
村上信一阪急84-08-09南海10
広永益隆福岡ダイエー89-04-08日本ハム5
林博康ロッテ90-06-29福岡ダイエー6
佐伯秀喜西武90-09-24日本ハム7
福留宏紀オリックス97-09-15西武2
塀内久雄千葉ロッテ02-04-08日本ハム3

[4月10日] ミラバルが準完全試合

4月10日の日本ハム戦(千葉マリン)で、ミラバルが準完全試合。8回までパーフェクトだったが、9回の先頭打者・喜鶴がセンター前ヒットを放ち、走者1人の準完全試合。外国人投手初の完全試合になるところであった。ミラバルの投球数は80で、1977年7月2日のヤクルト戦で阪神・江本が80球を投げて以来の省エネ完封記録となった。

[4月14日] 開幕11連敗でストップ

4月14日のオリックス戦(神戸)に4−1で勝利し、開幕からの連敗を11でストップした。あと1敗でプロ野球記録(1955年のトンボ、1979年の西武)に並ぶところであった。

開幕12試合
月日相手スコア勝敗
03-30西武2−3
03-31西武0−8
04-01福岡ダイエー2−6
04-02福岡ダイエー0−10
04-03福岡ダイエー3−7
04-06大阪近鉄1−7
04-07大阪近鉄3−7
04-08日本ハム3−7
04-10日本ハム0−4
04-12オリックス1−4
04-13オリックス0−4
04-14オリックス4−1

開幕11連敗の後は、1引き分けをはさみ5連勝と立ち直った。

[4月26日]大阪近鉄戦の連敗をストップ

4月26日の大阪近鉄戦(大阪ドーム)に2−1で勝ち、2001年7月17以来のこのカードの連敗を13でストップした。同一カードの連敗記録には、1955年に大洋が中日に19連敗がある。ロッテは4月14日には開幕11連敗をストップし、4月21日には日本ハム・関根の11連敗をストップしている。

大阪近鉄戦13連敗
年月日スコア勝敗
01-07-179−12
01-07-305−6
01-07-313−7
01-08-011−2
01-08-283−6
01-08-292−11
01-08-305−7
01-09-103−5
01-09-112−9
01-09-123−8
01-09-297−9
02-04-061−7
02-04-073−7

喜多が2試合連続サヨナラ打

新人の喜多が、5月1日の福岡ダイエー戦(千葉マリン)で、2−2の9回裏1死満塁でサヨナラ打を放った。7打席目の初安打。プロ初安打がサヨナラ打となったのは、1994年4月14日のヤクルト戦で広島・仁平馨が打って以来で8年ぶり。

喜多は、続く3日の西武戦(千葉マリン)でも、3−3の延長10回裏無死満塁でサヨナラ打を放った。パ・リーグで2試合連続のサヨナラ打を放ったのは、

1953年
大下弘(西鉄)
1956年
河野旭輝(阪急)
1969年
大杉勝男(東映)
1971年
江藤慎一(ロッテ)
1990年
門田博光(オリックス)
1998年
田中幸雄(日本ハム)

に次いで7人目。新人では初である。

[6月29日] 最下位脱出

6月29日のオリックス戦(千葉マリン)に7−3で勝利し、今季初めて最下位を脱出した。

諸積24試合連続安打

諸積が7月18日の福岡ダイエー戦(千葉マリン)で、三振、三振、一ゴ、二併に終わり、5月25日以来の連続試合安打が24でストップした。パ・リーグ記録は1971年の長池徳二(阪急)が記録した32試合連続だが、24試合連続も歴代7位(4人タイ)である。

パ・リーグ連続試合安打
試合打者所属
32長池徳二阪急1971
30福本豊阪急1977
28バナザード南海1988
27広瀬叔功南海1964
26ロペス東京1968
25土井正博近鉄1967
24大下弘東急1951
新井宏昌近鉄1987
クラーク近鉄1997
諸積兼司千葉ロッテ2002

パ・リーグ新の連続セーブ記録

小林雅は、7月21日の日本ハム戦(東京ドーム)で4−3と1点リードの9回裏から登板し、5月21日以来、13試合連続セーブとなった。自己の持つパ・リーグ記録の12試合を更新した。

以降、8月9日の日本ハム戦で1点リードで登板した9回表に同点とされ、連続セーブは17試合でストップした。しかし、勝利投手になり、連続セーブポイントの記録は途切れなかった。

[8月26日] 9回2死後に初安打

8月26日の西武戦(西武ドーム)で、西口が9回2死までノーヒットノーラン。小坂がカウント0−2からヒットを放ち、ノーヒットノーランを逃れた。9回2死後に初安打されて記録を逃したのは、プロ野球史上19人目で20度。パ・リーグでは7人目で8度。1983年、1984年にロッテ・仁科時成が2年続けて逃して以来18年ぶり。

連続セーブポイントの新記録

9月3日の大阪近鉄戦(大阪ドーム)で、10回表に5−5の均衡を破る1点をあげると、その裏から小林雅が登板し、セーブを記録した。これで、5月21日以来、23試合連続セーブポイントで、横浜・佐々木が1998年4月26日〜6月30日にかけて樹立した22試合のプロ野球記録を更新した。

小林雅の23試合連続セーブポイント
月日相手投球回安打失点結果
05-21100
05-27110
06-02120
06-16西100
06-19100
06-24100
06-25120
06-28100
07-06100
07-10100
07-170 1/300
07-20100
07-21100
07-23110
07-29100
07-31100
08-05100
08-09221
08-17100
08-210 2/310
08-231 1/300
09-02100
09-03100

連続セーブポイントの記録を終了

10月18日にパ・リーグ全日程が終了。連続セーブポイントの記録を33試合まで伸ばしていた小林雅が、最終戦、SPに関係ない場面で登板し、記録を終了させた。

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