黒木、福浦らは鹿児島入りすると、早速軽い調整を行った。例年はキャンプ地入り当日に市庁舎で歓迎セレモニーに臨んでいたが、今年は1日に鴨池球場で式典が開かれる。山本監督は「野球選手は仕事場(グラウンド)で仕事着(ユニホーム)を着たところを見てもらいたいはず」と話していた。
右肩痛でリハビリを続ける黒木知が順調な回復ぶりをアピール。キャンプインを前に、早くも鴨池球場でランニングなどに汗を流した。キャッチボールでは力を込めたボールも投げ、復活へ手応え十分の様子だった。
福浦が31日、マイ枕、マイサンダル、大量のマスコットバットという「三種の神器」を持ってキャンプ地の鹿児島入りした。中央部がへこんだ形状の枕は、寝違えを防ぐため。サンダルはホテル備え付けのスリッパが28センチの足に合わないためだが、中でもこだわったのが950グラムの特製マスコットバットだ。試合で使うものより50グラム重いバットを振り続け、パワーアップを図る。選手会からは若手選手の「相談役」に任命されている。すでに一塁レギュラーで主軸を打つことも確定。
諸積が「高校以来ですよ。」という丸刈り頭で鹿児島入りした。しかも金髪。家族には「パパ、変だよ」と言われ不評とか。今季からは赤バットを使う予定で、「髪も赤がいいのでは?」と報道陣に聞かれ、「赤だと(米NBAの)ロドマンになっちゃうよ」と苦笑いしていた。