わたしはかもめ2002年鴎の便り(2月)

便

2月2日

右肩痛の黒木知が44球のコワゴワ投[サンスポ]

右肩痛からの回復が遅れているロッテのエース、黒木知が2日、「3割程度の力」で44球投げた。現在は「痛みはないが、まだ肩の筋肉が引き締まっていないので違和感はある」状態。早い時期のブルペン入りで順調さを強調されることを気にし「いい兆しと言えるのは、遠投ができるようになった時です」と話した。

◇サブマリン渡辺が新ゾーンに小躍り

高くなったストライクゾーンは「まるでボクのためにできたよう」と小躍りするはパ・リーグでただ1人のサブマリン、渡辺だ。「だって、今までボールだったのがストライクなんですから」と笑う。ロッテキャンプに帯同の審判員も「ボールが浮き上がってくるのでオーバースローよりゾーンは広くなる」と、活躍を保証した。

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黒木知がブルペンで44球

黒木知が初めてブルペン入りした。マウンドの感触を確かめるように44球、熱のこもったボールを投げ込んだ。3割ほどの力ながら、回転のいい球を投げ込んだ。今キャンプの目標は1年間通じて活躍できる体作りに念頭に置いており、今後は開幕投手を意識せず、右肩の状態を見ながらの調整となりそうだ。

黒木知
「まずまずの出来でした。少し違和感はあるけど痛みが出なかったのがよかった。今は遠投が怖いけど、できるようになればいける。」
山本監督
「見てホッとした。顔つきが良くなったよ。」

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ユウゴー7年目の1軍に気合[スポニチ]

7年目にして初の1軍キャンプ参加のユウゴーが早出特打ちに居残り練習、そして夜間練習とバットを放さない。この日は山本監督から体の開きが早いと指摘され「1つ教えてもらうと色んなところが良くなるものですね」と我ながら驚いた様子。1軍定着を目指して1塁用ミットに内、外野用グラブを計5つ持ち込み「結果を出さないといけないですからどこでも守ります」と気合十分だ。

◇黒木知、順調に回復

復活を期すエース黒木知が初のブルぺン入り。捕手を中腰にさせ、右打者の内角高めを中心に44球の投球を行った。バランスやリリースポイントを確かめ「どれぐらい投げられるか探っている段階。初めてとしてはまずまずです」と順調な回復ぶりをアピール。ネット裏から熱い視線を送った山本監督は「見てホッとした。顔つきが良くなったよ」と目を細めていた。

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実戦で駄目なら即2軍行き

10日から始まる紅白戦の個人成績を宿舎ロビーに張り出し、数字が下位の選手から順に2軍行きとする方針を打ち出した。高畠打撃コーチによると、最も重視する数字は出塁率。昨季の出塁率が4割を超した福浦、ボーリックら例外となる選手は4〜5人だけ。1軍鹿児島キャンプに参加している野手は計20人。シーズン中は1軍ベンチ入り野手が約16人だから、2軍行きレッドゾーンは下位4選手。

山本監督
「とにかく客観的にやる。数字をみんなに見せてプレッシャーをかける。打率1割台のやつはそこからはい上がれ。駄目なやつは2軍の選手と入れ替える。」

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諸積フラフラ特打

諸積が1時間の特打を行った。山本監督から「そんなのバッティングじゃない!」と厳しい指摘を受け、山本監督、高畠打撃コーチから付きっきりで指導を受けた。下半身が張り、最後はフラフラ状態に。

諸積
「今日の打撃を体に染み込ませないと。『今年の諸積は違うぞ』と言われるようにしたい。」

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田中充100球

ルーキーの田中充が初日に続いてブルペン入り。捕手を座らせ100球の投球を披露した。次々と正確に投げ込まれる田中充のボールに、山本監督も興奮を隠しきれない様子だった。投球時に軸足の左足が後方に折れ、左手が遅れて出てくる特特のフォームに、周囲からはオリックスの具に似ているとの声があがった。

田中充
「今日はあまり緊張しませんでした。これからもっと速くなりますよ。黒木さんのように気持ちを前面に出した投球が目標です。どんどんアピールしていきたい。」

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