昨年のパ・リーグ首位打者(打率.346)、福浦和也内野手が、キャンプ開始早々、12球団で最も早い2002年タイトルホルダーとなった?
今キャンプ初の特打を終えた福浦は、高畠打撃コーチから「カメラマンがバットを振って欲しいと言うので、振ってやってくれ」と、トレーニング用のグリップエンドの無い特殊バットを手渡された。
同コーチ考案のこのバット、グリップエンドがないため、振る度にビュンと手元から飛び出していくが、その微妙な方向のズレでスイングの善し悪しが計れる逸品。危険防止のため、カメラマンは防御ネットの向こう側から珍練習シーンを狙っていたが、数スイング目、不運にもバットが網を突き抜けるハプニングが発生した。
ガシャン。被害を受けたのはフジテレビの取材クルー。「一瞬、何が起こったのか分からなかったけど、覗いていたレンズが粉々になったので、バットが自分のカメラを直撃したんだと分かりました。レンズはダメになりましたが、今夜(3日)のスポルトでこの衝撃的な映像が放映できますから…」と、内藤光昭カメラマンは複雑な心境。
被害額約200万円の惨事だったが、「好プレー珍プレー大賞を獲れるかも」と同カメラマン。災い転じて福(浦)とはこのこと。ここに2002年最初のタイトルホルダーが確定した。
抑えの小林雅は早くも絶好調。ブルペンで150キロ近い速球を投げ、ブルペン捕手の松井から「本番に通用するタマが何球かあったよ」と言われた。すると、真顔で「エッ、ホントですか?弱ったなぁ。今の状態は5、6分でいいんですよ」。投手の調整は難しい?
昨季の首位打者、福浦が高畠打撃コーチが考案した“気分転換バット投げ”の練習中に思わぬハプニングに見舞われた。グリップを削ったバットを使いバットをネットに放り投げる練習で、最短距離でボールに当てるのが目的だが、そのバットがなぜかネットを貫通。後ろで撮影していた200万円のテレビカメラのレンズを粉砕した。4センチ四方のネットの網に、先端が直径6センチのバットを通過させ「まさか抜けるとは思わなかった」。弁償は免れ「しようがない。またやれと言われれば続けていきますよ」と話したがカメラマンは「年末の特番でも使えそうな映像。でももし700万円のカメラ本体まで壊れていたら」と心配そうだった。
福浦が、練習中に約700万円するテレビカメラを破壊するハプニングが発生した。高畠打撃コーチの発案で、スイングのバランスを整えるのを狙い、グリップエンドを切り落とした変形バットをネットに向けて放り投げていたが、運悪く4センチ角幅の打撃ネットの目を貫通。ネット越しに撮影していたテレビカメラのレンズを直撃した。
けが人もなくレンズが壊れる迫力ある映像は撮れていたが、「おしゃか」になったレンズは約200万円。テレビ局関係者は「カメラ本体(約500万円)も壊れているかも…。保険をかけていて良かったが。」と冷汗。
ルーキー丸山が初の早出特打で快音を響かせた。100スイング中、半数近くが強いライナー性の当たり。右、中、左へと打ち分けた。初日から連日の夜間練習。
山本監督が3日、高めに広がる新ストライクゾーン対策をあえて行わない方針を打ち出した。野手陣に対しても同じで、「高めばかり打たせてフォームを崩されては困る」と打撃練習でも例年と変わらない指示を出している。
晴天に恵まれたこともあり観衆は1000人。「まさか、こんなに来るとは」と、球団側も驚く人出に、1つしかないグッズ売り場も大忙し。売れ筋商品は、昨年同様、下敷きや携帯ストラップなど、黒木関連のグッズだったという。