山本監督が麻雀で選手に精神修行させる考えを打ち出した。昨季は重圧のかかった場面で勝負弱さが目立った。そこで思いついたメンタルトレーニングが、なんと麻雀だった。捨て牌から状況を的確に判断し、相手の心を読む。雀卓上のかけ引きが、試合での勝負根性を養うという訳だ。自身も現役時代に「王さん(現ダイエー監督)とかが相手だった」と効果を実感済み。現在、チーム内の麻雀人口は少なく、指揮官自らナインに奨励していくつもりだ。
4日、休日を利用して薩摩焼の窯元を訪ねた山本監督は、作務衣姿で焼き物作りに挑戦した。「何も考えず、指先にだけ神経を集中しないとうまくいかない」と約1時間かけてお鉢とビアグラスを完成させた。窯元の尾前政人さんからは「センスがありますよ」と及第点をもらい、御機嫌だった。
山本監督が鹿児島市内の薩摩焼窯元「玉陶山」でろくろ回しに挑戦した。汗びっしょりになりながら約1時間で、綺麗な円を描いたどんぶりにビアカップをつくり上げた。昨年の渡辺俊、加藤に続いて、指導に当たった尾前政人さんは「人並み以上の集中力がある」と絶賛。初めて挑戦した山本監督は「心が繊細になる。帰る前にもう1度チャレンジします」とお気に入りの様子だった。
大塚が休日を返上して約1時間のマシン打撃を行った。室内練習場にはデジタルカメラを持参。自らの打撃フォームを撮影し、練習後にはパソコンに画像を取り込んでスイングをチェック。「まだまだしっくりこないよ」と試行錯誤を繰り返しているが、連日のフリー打撃ではサク越えを連発している。「とにかく結果を出さないといけない」と10日から始まる紅白戦に向け気合を入れた。
千葉マリンスタジアムに今季から「ヤマモトコウジ・シート」が開設されることが4日、分かった。山本監督が同球場のシーズンシートを購入。地元の福祉活動などに利用してもらうことになった。一塁側内野席にある年間予約席「マリーンシート」7席(約100万円)が千葉市などを通して福祉団体に寄贈される予定だ。
中継ぎ左腕の藤田が、真っ赤なミニソファを購入した。ド派手なソファをかついで「今年は赤く燃えますよ」と息巻いていた。