澤井が2度目の早出特打を行った。フリー打撃でサク越えを連発し、好調さをアピール。その後、山本監督とマンツーマンでティー打撃をするなど精力的に動いた。1995年ドラフト1位入団の澤井も7年目で初の1軍キャンプ帯同。
米国での土地購入手続きのためキャンプへの合流が遅れていたボーリックが7日、来日した。チームの休養日明けとなる9日から練習に参加する予定。
黒木知がキャンプ終了後、病院で右肩の最終チェックを受ける。7日はノースローで切り上げたが、オープン戦から急ピッチで仕上げ、開幕に間に合わせるつもりだ。
鹿児島キャンプに合流中のパ・リーグ審判員5人が、ロッテに協力してもらい、新ストライクゾーンの勉強会を開くことになった。戸惑っているのは選手だけではなかった。そのため、紅白戦での生きた教材を利用することになった。まずはロッテスコアラーが使う配球表に、審判員が新ゾーンを通過した球をチェック。さらに高低確認のため、真横からベースを通過する様子をビデオ撮影する。審判団も勉強漬けで、新ゾーン徹底を図る。
また、前川指導員の発案で、10日に行われる紅白戦で、新ストライクゾーン専用のジェスチャーを取り入れることが明らかになった。通常のストライクコールをした後にネット裏の観客席のほうを振り返り、左手を胸に当てながら右手を高々と上げる、という案を持っている。この新ジェスチャーが好評なら、他チームの紅白戦、オープン戦でも見られるかもしれない。
ロッテの鹿児島キャンプに帯同している前川芳男パ・リーグ審判部指導員は7日、新ストライクゾーンに対して審判側も試行錯誤の段階であることを強調。今後、紅白戦などの実戦練習を通じて選手との“勉強会”を開催する考えを明かした。
前川指導員が言うように、ブルペンで毎日、選手、首脳陣と審判員の間で「エッ、そんな高いところまでストライク?」とのやり取りが交わされている。
そこで同指導員は、これまで9分割だったストライクゾーンをタテに長い12分割にして、10日から始まる紅白戦でチャートをつける考え。実戦の中で選手側とトラブルや誤差が生じた際は、その都度球団側との勉強会を開催して意思の疎通を図る考えだ。
エース・黒木知が7日、ピッチング練習を回避した。今キャンプでは右肩痛の再発をおそれ、1日置きに投球を行っているが、この日はブルペンに入る予定だった。「明日(8日)は休日なのでもう1日休んで、次のクールから調子を上げたい」と第3クールを見据えた“休肩日”だったよう。ジョニーの本格的なピッチングがそろそろ見られそうだ。
来日が遅れていたフランク・ボーリック内野手が7日に来日、夜に鹿児島入りした。
昨オフに広島からテスト入団した山崎健が復活へフォーム改造に取り組んだ。右の横手投げの山崎健の理想とするフォームは斎藤雅(巨人投手コーチ)。その斎藤雅と広島時代の自分のフォームを並べた特製VTRで研究しており、この日も入念にフォームを確認した。「徐々に似てきてると思いますが、まだまだですね」。打者のタイミングを外すためサークルチェンジも習得中で「今年駄目だったら終わりという気持ち」と必死だった。
キャンプへの合流が遅れていたフランク・ボーリック内野手が来日した。チームの休養日明けとなる9日から練習に参加する予定。
福浦が今キャンプ2度目の個別練習(フリー打撃)を行った。近鉄・中村と同じタイプのマスコットバット(950グラム)を使って、38スイング中9本がサク越え。低い弾道で、中堅に2本、左中間に2本、右翼に5本と、きれいに打ち分けた。