わたしはかもめ2002年鴎の便り(2月)

便

2月9日

新ゾーン対策…ロッテ紅白戦で“球審2人制”[サンスポ]

ロッテの鹿児島キャンプは、10日の初の紅白戦で“球審2人制”を導入する。帯同している前川芳男パ・リーグ審判部指導員の発案で、選手、ファンに新ストライクゾーンを早く覚えてもらおうというのが狙いだ。

高めに広がる新ゾーンだが、はたして実戦ではどれほどのものなのか。バッテリー、打者にも分からない。前川指導員は「我々も疑心暗鬼の状態。選手と一緒に研究する意味もある」と“球審2人制”を決めた。

この試み。従来の球審と別に、同指導員が「高さ」を確認しやすいように、右打者の場合は一塁側ベンチ前、左打者のときは三塁側ベンチ前に移動する。そこで新ゾーンだけのストライク球をコールする。

前川パ・リーグ審判部指導員
「バッテリーも打者も“今のが新しいストライクゾーン”というのが分かると思うんですよ。」

予定は6イニング。約1時間半は動き回る。かなり重労働だが、これならスタンドのファンにも分かりやすい。審判団も必死だ。

◇わずか10球

調整のピッチを上げると思われた黒木知だが、10球投げたところで投球を止めてしまった。「右肩痛再発!」と周囲は色めき立ったが、「ちょっと違和感があったので止めただけ」と本人。石井トレーナーも「彼は肩と相談しながら調整している」と説明した。

◇小出監督が講演

シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト・高橋尚子の育ての親の小出義雄・積水化学女子陸上競技部監督の講演が、夕食後、宿舎「鹿児島サンロイヤルホテル」で行われた。講演のテーマは『君にもできる』。約1時間、小出節を聞いた福浦は「練習した者が勝つということを知り、それを参考にしたい」と言っていた。

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わずか10球…黒木知 投球中止[スポニチ]

右肩に不安を抱える黒木知宏投手が9日、今キャンプで初めて捕手を座らせて投球練習を行った。段階を踏んで復活を期す同投手だが、たった10球を投げたところで投球を中断。今後に暗雲が漂った。黒木は「今日は良くない。ちょっと体が開いていたから(続けてもフォームが)悪くなるだけ。痛みはない」とだけ話したが、井上投手コーチは「違和感があったので無理をしないということでしょう」と右肩に何らかの変調があったことを示唆した。

同投手は昨年7月までに無傷の9連勝を含む11勝を挙げたが、右肩の炎症で戦線を離脱。その後、リハビリを続け、今年1月31日には58球を全力で投げるまでに回復した。キャンプインしてからも徐々にペースを上げてきていた矢先だった。

石井トレーナーは「痛いとかは聞いていない。フォームのバランスが悪かったのでは」と話し、山本監督も「フォームのバランスを崩しただけ。故障なし、心配なし」と強調したが、たった10球で投球練習を打ち切ること自体、極めて異例。昨年故障した右肩に何らかの異変が起こった可能性は否定できない。5年連続2ケタ勝利を挙げているエースの調整がこれ以上遅れればチームにとっては大打撃。今後の回復状況が注目される。

◇ボーリック、合流初日から快打

土地購入手続きのために合流が遅れていたボーリックが元気な姿を見せた。合流初日ながら、いきなり30分間のランチ特打を敢行。40スイングでサク越えこそ1本だったが、安打性の当たりは19本だった。高めに広がる新ストライクゾーンにも「フォームを変えるつもりはないし、全く意識しない」。山本監督は「ちゃんと練習をやってきておるな」と目を細めた。

◇新ゾーン徹底へ“補助審判”

10日に行われる紅白戦は新ストライクゾーンの徹底を図るため“審判6人制”で行われることになった。通常の4人に加え、一、三塁側のベンチ前に審判員を配置。横から投球の高さを見極めたうえで、新ストライクゾーンを通過した投球に対して、手を上げて投手や打者に知らせる。中村審判員は「積極的に判定し、球団側といい接点を見つけていきたい」と話した。

◇小出監督が講演

高橋尚子をシドニー五輪女子マラソンで金メダルに導いた積水化学女子陸上部の小出義雄監督が宿舎で特別講演を行った。「君ならできる」をテーマに約1時間にわたって熱弁。「野球も陸上と一緒で“勝てるかな”ではなく“勝つ”という強い気持ちでやらなきゃいけない」とエールを送った。メモを取りながら聞き入った福浦は「最初から駄目と決めつけないで目標を持ってやっていきたい」と目を輝かせていた。

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わずか10球…

黒木知が、5度目のブルペン入りで、今キャンプで初めて捕手を座らせて投球練習を行ったが、10球で打ち切るアクシデントが発生した。調整がこれ以上遅れればチームにとっては大打撃。今後の状況が注目される。

黒木知
「今日は良くない。ちょっと体が開いていたから(続けてもフォームが)悪くなるだけ。痛みはない。」

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小出監督が講演

女子マラソン金メダリスト・高橋尚子らを育てた積水化学女子陸上部の小出義雄監督が、宿舎で講演を行った。「君ならできる」という題目で約1時間、五輪メダリスト育成ノウハウなどを話した。「『勝つかなぁ』じゃなくて『勝つ』という強い志を持つこと」という小出監督の言葉に、小坂、小林雅、福浦らがメモを取りながら聞き入っていた。

福浦
「1番感じたのは練習した人が勝つということ。目標と夢を持ってやることですね。」

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新ゾーン通知

10日に行われる紅白戦で、審判団が新ストライクゾーンを徹底チェックする。新ゾーンを通過した場合、球審のコールと同時にベンチ横で待機する前川パ・リーグ審判部指導員が右手を挙げ、選手、観客らに知らせる。

前川パ・リーグ審判部指導員
「1試合で新ゾーンのストライク10球くらい。選手・審判とも実戦で確認して欲しい。」

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ボーリック新ゾーン打てない

チームに合流したボーリックが、ブルペンで新ゾーンをチェック。フリー打撃のサク越えも44球中1発だったが「スイングをチェックしただけ」とサラリ。

ボーリック
「捕手のマスクより上でもストライクになる。おれじゃなくても打てないよ。自分のスイングは変えない。カウントが悪くなる前に打つ。」

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