2月14日2月14日鹿児島市内の草牟田幼稚園の園児70人が鴨池球場を訪れ、山本監督に似顔絵をプレゼント。さらに「福浦選手頑張れ」、「初芝さん頑張って」と声援を送った。ちびっ子達の声援に選手達も笑顔で応えていた。
ロッテのエース、黒木知宏投手の3月30日の開幕戦登板（対西武＝札幌ドーム）が絶望的になった。鹿児島キャンプの14日、黒木知は今キャンプ最多のピッチングを行ったが、それでもわずか64球。本人も「まだ基礎工事の状態」と、危機感を募らせた。
ジョニーはいつものようにブルペンの左奥で投げた。捕手の松井に中腰になってもらい、高め中心に64球を投げた。
キャンプインして2週間。昨年、開幕戦で投げ合った西武・松坂が前日（13日）217球投げたように、投手は200球近く投げ込む時期に来ている。だが、黒木の状態は未だ最初の調整段階。両コーナー、低め、変化球を意識する第2段階にさえ至っていない。
昨年、初めて経験した右肩痛は現在、痛みこそないが「再発したら取り返しがつかない…」と不安いっぱい。山本監督も「キャンプが終わる時点で判断する」と、半ばあきらめの境地。パを代表する右腕エースの春は、まだ遠い。
新ストライクゾーン対策に取り組んでいる山本監督が、主軸を打つボーリックに珍案。「彼は入団時（4年前）低めの変化球が打てず悩んだ結果、スタンスを広くした。元来、高めは打てたようなので、今年はスタンスを狭くさせれば対応できるかも…」。さて、思惑通りに行くかどうか。
黒木知は、14日、ブルペンで捕手を中腰にさせ今キャンプ最多の64球を投げ込んだが、球が思うように定まらず、最後まで捕手を座らせることはなかった。「まだ30％の状態。このままの状態でキャンプは終わるかもしれません」と語り、スロー調整は避けられない状態となった。
小野が疲労性の腰痛のため、今後は治療に専念する可能性が出てきた。小野は、キャンプ初日からブルペン入りするなど順調な調整を続けてきたが、第3クールから腰に痛みを訴え、14日は完全に別メニュー。傾斜が緩いサブグラウンドのマウンドでひっそりと投球練習を続け、35球を投げた。
ピッチングに付き添った荘トレーニングコーチは「多少、ボールがばらついた」と心配そうな表情を見せ、井上投手コーチも「日がたてば治ると思うのだが…」気をもんだ。15日には本球場のブルペンでの投球練習を再開する予定。15日の状態次第では、投球練習を回避する可能性もありそうだ。
小野晋吾投手が疲労性の腰痛のため、今後は治療に専念する可能性が出てきた。同投手はキャンプ初日からブルペン入りするなど順調な調整を続けてきたが、第3クールから腰に痛みを訴え、この日は完全に別メニュー。傾斜が緩いサブグラウンドのマウンドで35球を投げたあと「腰が痛いだけならいいが力が入らない。肩、ひじの状態がいいだけに悔しい」と話した。報告を受けた山本監督は「昨年もこの時期に痛めたが、開幕に間に合ったので心配ない」と話したが、15日の状態次第では、投球練習を回避する可能性もありそうだ。
右肩痛を抱える黒木知が捕手を中腰にさせて64球を投げ込んだ。右打者の内角高めを中心に直球だけの投球。今キャンプ最多の投球数ながら、相変わらず五分程度の力でしか投げられず「このままの状態でキャンプが終わってしまうかもしれない」と弱気。井上投手コーチも「今の状況では何とも言えないが、この時期にペースが上がらないのが心配」と頭を抱えていた。
オフィシャル店の「マリーンズボールパーク」で募集したバレンタインチョコが、キャンプ地・鹿児島の宿舎に届けられた。独身では小坂が4年連続トップとなる67個。全選手での最多は3年連続黒木知で、97個を受け取り「全部食べますよ」と上機嫌だった。ちなみに山本監督には4個、球団マスコットのマーくん、ズーくんにもそれぞれ1個届いた。