腰痛が原因で前日(15日)、10日ぶりに投球を再開した小野が、力を入れて70球を投げた。「初めは不安でしたが、何ともなくてよかった。今日がスタートと思って、徐々にペースを上げていきたい」。表情が曇りがちだった“サンデー晋吾”にやっと笑顔が戻った。
ファームが鹿児島でキャンプをスタートさせたのを受け、山本監督は左足くるぶしを骨折して2軍スタートとなったD1巡目・喜多(慶大)の状態を確かめるため湯之元に飛んだ。「回復も順調。しかし、ここまで我慢したのだから、今月はファームで調整してもらう」と話していた。
疲労性の腰痛で調整が遅れていた小野が2日続けてのブルペン入り。捕手を座らせ70球を投げ「不安もなくなったので、次のクールからは3ケタは投げたい」。また、右肩痛の回復が遅れている黒木知もブルペンに入り今キャンプ最多の110球。まだ捕手を中腰に座らせた状況に「次の段階?まだまだですよ」とスロー調整を強調した。
超スローボールピッチングマシンが導入された。上手投げからのアーム式で球速は30キロ。5メートルの距離から約100スイングを振り込んだ福浦は「ボールがなかなか来ないので下半身が疲れますね。ためがつくれるのでいい練習になります」と好評だった。ユニークマシンは高畠打撃コーチの「桜島のように打線が爆発してもらいたい」という願いを込めて「桜島1号」に決まった。
右肩痛のリハビリで調整が遅れていた黒木知が、100球以上の投球練習を敢行した。100球を超えたのは故障した昨年7月末以来。また、小野が2日続けてのブルペン入り。捕手を座らせ70球を投げた。
小林雅が今キャンプ初めてフリー打撃に登板。「真ん中にストライクを投げることを心がけた」と直球44球を投げ、ボーリックとメイに許したヒット性の当たりはわずか7本。19日の第5クールから紅白戦に登板する。
日本に1台しかないというロングティー打撃用トスマシンが導入された。上手投げからのアーム式で球速は30〜60キロ。打者の真正面から超山なりのボールを投げる。変化球打ちの練習にもなる。高畠打撃コーチの「桜島のように打線が爆発してもらいたい」という願いを込めて「桜島1号」に決まった。
ファームが鹿児島でキャンプをスタートさせたのを受け、山本監督は2軍スタートとなった喜多の状態を確かめるため湯之元に飛び、打撃練習を視察。