わたしはかもめ2002年鴎の便り(2月)

便

2月24日

広島1−1千葉ロッテ(都城)

123456789R
千葉ロッテ1000000001
広島0001000001

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小林宏、先発ローテ当確

小林宏が先発。3回を2安打無失点、4奪三振の好投で、開幕ローテーション入りを確実にした。1回裏1死二塁、ディアスに3球続けてスライダーを投げ、空振り三振。続く金基もフォークで空振り三振にしとめた。

小林宏
「スライダーは打たれない自信がありました。長嶋さんが見ていたときよりずっと緊張しました。僕は1軍に残れるかどうかの投手ですから。」
山本監督
「思った通りに投げてくれた。頭(先発)しか考えてないからな。」

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ミスター効果だ…小林宏3回を無失点[サンスポ]

先発ローテ候補が期待通りの好投だ。6年目右腕の小林宏が先発し、3回を被安打2、奪三振4の無失点。広島打線を完全に牛耳った。

小林宏
「自信のあるスライダーを多く投げました。デキは80点ですが、結果が良かったので100点つけてもいいかな…。」

本人も満足の笑顔で試合を振り返る。この自画自賛の内容を呼び込んだのは、実は巨人・長嶋終身名誉監督だった。「監督、うまく乗せなきゃだめだよ。うまく乗せればいけますよ。十分期待は持てます」。これは21日、ミスターが鹿児島キャンプを訪れた際、小林宏のブルペン投球を見て、かつての教え子、山本監督に伝えた言葉だ。小林宏に一目惚れしたミスターは、好スタートを切れれば2ケタ勝利も夢ではない、と予想。その上で“オープン戦では本人に自信を失わせないことが重要”とアドバイスしたのだ。

その助言通り、小林宏の好投を見守った山本監督は、当初「4回まで」と考えていたが、「良いところで終えた方がいいと…」と翻意。3回を投げ終えたところで、交代を告げた。

右肩痛が完治しないエース・黒木知は、3月30日の開幕・西武戦に間に合わない。その穴を埋める期待を小林宏にかけ、山本監督はミスターの言葉通りに大事に育てていく考えだ。

小林宏之(こばやし・ひろゆき)
昭和53年6月4日、埼玉県生まれ、23歳。春日部共栄高から平成9年D4位でロッテ入団。高校時代は3年の春にエースとして県大会優勝。昨季は22試合に登板し1勝4敗、防御率3.70。今季はローテーション定着を目指す。1メートル83、76キロ。右投げ右打ち。年俸880万円。背番号41。

◇「ホッとしました」田中1回無失点

「ホッとしました」と胸をなでおろしたのはD4巡目の田中(NTT東日本)。キャンプ終盤にきて投球フォームを崩し、自信をなくしていただけに1回無失点は自信回復になったようだ。「強気に投げたのがよかった。これでOKといきたいですね」と久し振りの笑顔。

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小林宏、ポスト黒木ローテーション入り[スポニチ]

プロ6年目にしてめぐってきたオープン戦初登板。小林宏は堂々としたピッチングでチャンスを見事に生かしてみせた。圧巻だったのは1点を先制して迎えた初回。1死二塁のピンチで3番ディアス、4番金本のスラッガーを迎えたが、自慢のスライダーを決め球に連続三振で切り抜けた。5年間で通算1勝しか挙げていない右腕が、開幕1軍どころかローテーション入りまで予感させた瞬間だった。

小林宏
「今日はカーブが通用するか試したかったけど、自信の持っているスライダーを使った。結果を残せないと1軍に残れないですからね。」

3回を2安打無失点の力投。その支えになったのは開幕が絶望となったエース黒木知の存在だ。自ら「ジョニー教の信仰者」と名乗り、投球中も黒木知ばりに「ウッ!」と声を絞り出す。今年はその気迫に実力が伴ったことで、山本監督も「ローテーションに入るピッチャーだから安心して見られる。頭(先発)しか考えていないよ」とポスト黒木に指名した。

21日にはキャンプを視察した巨人の長嶋前監督から一目惚れされたほどの逸材。今後の課題はこの日マークした141キロの直球に磨きをかけること。その先には初の開幕1軍が待っている。

小林宏之(こばやし・ひろゆき)
1978年(昭53)6月4日、埼玉県生まれの23歳。春日部共栄から96年ドラフト4位で入団。昨年7月9日のダイエー戦で延長10回に登板、わずか3球でプロ初勝利。通算24試合1勝4敗、防御率3.55。家族は両親と姉、弟。1メートル83、76キロ、右投げ右打ち。

◇山崎健“腕が振れるように”

広島からテスト入団した山崎健が古巣相手に登板。試合前には広島・山本監督に「抑えてみろよ」とゲキを飛ばされたが、新井に適時打を許し1回1失点。「緊張はしなかったけど、ちょっとやりづらかったです」。それでもワンポイントとして期待される右腕は「結果が出なかったけど、腕が振れるようになってきた」と前向きだった。

◇福浦きっちり結果

昨年の首位打者、福浦がオープン戦初打席できっちりと結果を出した。初回1死三塁からきっちり右前打。紅白戦では17打数3安打と結果が出ていなかっただけに「犠牲フライでもいいから何とかしたかった」とホッとした表情を見せた。体重移動、タイミングの取り方を微調整し、2年連続首位打者を狙う。

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