わたしはかもめ2002年鴎の便り(3月)

便

3月1日

小坂「優勝目指して頑張ろう」[スポニチ]

小坂がキャンプ恒例となっている締めの挨拶を初めて行った。前日に帰京した選手会長の黒木知から直々に依頼されたが「なかなか言葉が思いつきませんでした。本当はジョニーがやってくれれば締まったと思うんですが…」。言葉が出てこずに赤面するシーンもあったが「キャンプで取り組んできたことを生かし、全員の目標である優勝目指して頑張ろう」と何とか挨拶し、一本締めで無事終了した。

◇薮田、先発ローテーション入り

2日のオープン戦に先発予定の薮田がノースローで登板に備えた。昨年のキャンプから栄養士の協力を得て栄養バランスを考えた食事に改善。体重は3キロ減の81キロ、脂肪率も19%から16%に落とし「動きやすくなり、ボールにキレが出てきた」。エース黒木知、小野の調整が遅れていることから先発ローテーション入りに期待が集まる右腕は「あまり意識しないで自分のピッチングをするだけです」と話した。

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小坂が会長代役

一足帰京した黒木知に代わり、小坂がキャンプ打ち上げの音頭を取った。黒木知から指名された小坂は、輪の中に立ち、「キャンプに取り込んだことを今後に活かし、全員の目標である優勝を目指して頑張りましょう」と挨拶し、一本締めした。

小坂
「なかなかいい言葉が思いつかなくて。」

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打力は50点…山本監督が激辛のキャンプ総括[サンスポ]

山本功児監督は1日、「投手力は底上げできたが打力が…。50点」と29日間の鹿児島キャンプを総括した。ロッテは昭和49年に日本一になって以来優勝から見放されている。

山本監督は今キャンプで、昨年リーグ2位だった投手力(防御率3.93)の底上げと、リーグ最下位の攻撃力(593得点)の整備に着手した。ところが「投手は加藤が一回り成長して小林宏、渡辺俊といった若手が伸びたが、打者はいいものを持っているのに1ヶ月練習していてそれを出し切れなかった」と総括。今後について「打者が奮起して50点を上乗せすることを期待している。開幕までの1ヶ月間は厳しくやっていく」と、ダメだと思った選手は容赦なくファームに落とすという厳しい方針を打ち出した。

◇小坂が大役を果たしてヤレヤレ

キャンプ打ち上げのこの日、忙しかったのは小坂。練習中、見学に訪れた「桜丘養護学校」の児童・生徒30人と記念撮影をして、練習が終わると左足太もも肉離れで1足先に帰京した選手会長の黒木知から託された打ち上げの一本締めを行った。「(一本締めには)緊張しました」と大役を果たしてヤレヤレだった。

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キャンプ総括

山本監督がキャンプで伸び悩んだ若手に注文を付けた。サブロー、立川、大塚らの名前を挙げて「期待している人が形にこだわってばかり。相手にぶつかるような気持ちが足りなかった」と不満顔。また「ここを固定しない限り優勝はあり得ない」とする正捕手も定まらず。球団によると、山本ロッテ4度のキャンプで、最も厳しい評価という。

山本監督
「現在50点。公式戦でいい結果を出すことが全て。オープン戦でどんどん点数をあげていって欲しい。(投手陣については)加藤、小林宏、渡辺俊ら若い人が相当力をつけてきた。(野手陣については)ベテランの方がまだいい印象だ。若手が脅かしていない。」

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