わたしはかもめ2002年鴎の便り(3月)

便

3月7日

千葉ロッテ5−2日本ハム(千葉マリン)

日ハムは今季から先発に回るミラバルが4回を1失点。ロッテの先発加藤は2盗塁を許すなど、投球以外の面で課題を残した。

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日本ハム0020000002
千葉ロッテ10002101x5

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喜多が4タコのホロ苦デビューも今後もスタメンで“修業”[サンスポ]

昨秋の早慶戦で左くるぶしを骨折。キャンプは2軍だった東京6大学の最高打率(.535)保持者・喜多は、「打席に立ったら(右翼席の)応援が耳に入らないほど緊張して、ピッチャーだけしか見えなかった」と、プロデビューを振り返った。

それでも喜多は、積極果敢に全打席ヒットを狙いに行ったが、最初の打席の二回はミラバルのチェンジアップに三振。2打席目(5回)も、建山の速球にタイミングが合わず連続三振に倒れた。

3、4打席目は辛うじてバットに当てたが、プロの投手の球威、キレに腰が引けてノーヒット。ホロ苦デビューに終わり「結果は出なかったけど、色々経験できただけでも前進したと思ってます」と、負けず嫌いの一面を覗かせた。

山本監督は「内容は悪くなかった。試合に慣れれば本来の姿に戻ると思うので、どんどん使っていく」と、今後もスタメン起用していく考えだ。

喜多隆志(きた・たかし)
昭和55年2月6日、奈良県生まれ、22歳。小学3年時に野球を始め、智弁学園和歌山高では平成9年に甲子園大会優勝。慶大進学後も主力選手として活躍し、昨秋のリーグ戦では6大学史上最高打率(.535)で首位打者を獲得、優勝に貢献した。昨秋のドラフト1巡目でロッテ入団。契約金1億円(出来高5000万円)、年俸1500万円。1メートル82、78キロ。左投げ左打ち。

◇3年目・塀内“1軍初打席”で二塁打

「やった!」と大喜びは、ロッテの3年目の塀内だ。5回、酒井の代走で出場した直後は、牽制で刺されたが“1軍初打席”の8回に中越え二塁打。「芯に当たったので、越えてくれ!と思いました。よかったです」。失敗を帳消しにした快打に、満面の笑みだった。

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喜多、4の0デビュー

ドラ1巡目喜多が、8番・右翼でオープン戦初出場し、4打席無安打。最初の2打席がともに三振。

喜多
「緊張して応援も耳に入らなかった。全打席ヒットが欲しかったが、本拠地の風の強さと独特のムードを経験できたのはよかった。」
山本監督
「内容は悪くなかった。初めてなのにしっかりスイングしていた。タイミングがいいから、あれだけ振れるんだよ。変なクセはないし、試合に慣れれば本来の姿に戻ると思うので、どんどん使っていく。」

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加藤、守備に不安

加藤がオープン戦初先発で4回を3安打2失点。5三振を奪う快投も、守備に不安を残した。3回、先頭・實松の打球を一塁へ悪送球。2盗塁も許し「投げる以外のことが課題です」とうなだれた。

加藤
「悪い結果が出たことを、ここでしっかり反省します。」

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辻、ベテランも真っ青!強気リード[スポニチ]

その度胸が開幕スタメンマスクを引き寄せる。辻の見せ場は初回だった。2年連続最多安打を記録した小笠原に対して一歩も引かない。加藤に要求した内角の直球で空振り三振にうち取った。「キャンプ中に他球団の選手を研究して、小笠原さんはインコースが強いと聞いていたので逆にそこを攻めてみました」。

ベテラン並みの大胆リードだ。試合前に「辻が捕手だから僕が引っ張っていかないと」と話していた加藤が、逆に辻に引っ張られ4回で5奪三振。5回から登板した田中充も1回で2三振を奪ってみせた。まさに“辻効果”だが、本人は「同一リーグの相手と対戦するのは初めてだったので、スイング、表情、見送る姿勢を観察できた」と平然と言ってのけた。

5回には遊撃後方にポトリと落ちる幸運な初安打に「当たりはよくなかったけど、スコアブックに赤い線が引かれるのは嬉しいです」と笑顔を見せた。清水将、里崎らが参戦する正捕手争いは混沌としているが、山本監督は「優勝するには捕手を固定しなければ」と話している。ここまで3試合のうち、辻が先発マスクをかぶったのは2試合。強気が売り物のルーキーが、正妻の座を射止めるのは決して夢ではない。

◇喜多ぶっつけ本番

左くるぶし骨折のため調整が遅れ、5日に合流したロッテドラフト1巡目ルーキー喜多(慶大)が8番・右翼で先発出場。4打数無安打、2三振のホロ苦デビューとなった。これまで紅白戦、練習試合の出場もなかっただけに「久々の試合で緊張して、応援も耳に入らなかった。ヒットは欲しかったけど、思い切って振ったので仕方ないです」。山本監督は「試合慣れしていけば本来の力が出せると思う。今後もどんどん使っていく」と心配していなかった。

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辻、大胆リード

初回、2年連続最多安打を記録した小笠原に対し、加藤に要求した内角の直球で空振り三振にうち取った。加藤は4回で5奪三振。5回から登板した田中充も1回で2奪三振。5回には遊撃後方にポトリと落ちる幸運な初安打も出て笑顔を見せた。

「キャンプ中に他球団の選手を研究して、小笠原さんはインコースが強いと聞いていたので逆にそこを攻めてみました。同一リーグの相手と対戦するのは初めてだったので、スイング、表情、見送る姿勢を観察できた。」

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塀内、1軍初打席で二塁打

5回、酒井の代走で出場した直後は、牽制で刺されたが、1軍初打席の8回にセンターオーバー二塁打。

塀内
「芯に当たったので、越えてくれ!と思いました。よかったです。」

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初芝、死球退場

8回、初芝は、日本ハムのフリューリーから左手甲に死球を受け退場した。千葉市内の病院でレントゲン検査を受けた結果、単なる打撲で全治1週間。8日からの関西遠征には参加せず、居残って調整する。

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激例会

ロッテ後援会と地元マスコミなどでつくる「優勝をめざす会」が主催する「激励会」が、千葉市内のホテルで開かれた。千葉市の鶴岡市長ら約8000人が参加。山本監督らナインを激励した。

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千葉マリンに来季、新人工芝導入

千葉市の鶴岡市長は7日、千葉市内で開かれた激励会の席上、市所有の千葉マリンスタジアムに今季終了後、新しい人工芝を導入することを明らかにした。芝の種類は今秋行われる入札で決まるため未定だが、市の関係者によると、現在のものより柔軟で、選手の足腰への負担が少ないものを選ぶという。全面張り替えで、工事は11月から来年2月ごろにかけて行われる予定。

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