1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
阪神 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
オープン戦6試合連続安打中の福浦が疲労性腰痛のため欠場した。試合前のフリー打撃や守備練習はこなしたが、大事をとって休養した。病院には行かず、アイシング治療を行う。
ロッテの正捕手を清水将、ルーキー辻と争っている4年目の里崎が、2安打1打点で存在をアピールした。特に5回の適時二塁打には「体の軸回転が課題だったが、巧く対応してシュートを打てた」と悦に入った。守備でも不調の高木、渡辺俊の両投手を苦心のリード。山本監督から「里崎は自分の力を出し切っている。打たれても3点に抑えたことを評価したい」と褒められた。
福浦が試合前の打撃練習中に腰痛を訴え、出場を見合わせた。球団のトレーナーによると症状は軽く、13日以降の練習には支障がない見込み。
ロッテの正捕手争いがヒートアップしてきた。この日2試合目の先発マスクをかぶった里崎が、3打数2安打1打点と持ち味の打撃でアピール。清水将、ルーキー辻に橋本を加えた開幕マスク争いに、4年目の実力派が台頭してきた。
他の3人より評価されている打撃面については「練習でやってきた通りに軸回転で巧く対応して打てました」と胸を張ったが、課題のリード面でも進化を見せた。先発・高木が先頭の浜中に直球が2球続けて外れると、すかさず変化球主体の投球に切り替えた。再三のピンチでは決め球のシュートで3併殺。この好リードに山本監督も「11安打を浴びながら3点に抑えたのは評価できる」と目を細めた。
98年に即戦力としてドラフト2位で入団したが、1年目に左手首を骨折。2度の手術後、2年間の長くつらいリハビリを経験した。「遠回りはしたけど今年が正念場。チャンスは絶対に逃さない」。里崎はこのまま開幕まで突き進むつもりだ。
ヤクルトからテスト入団した高木が、オープン戦初登板。初回からボールが先行する苦しい投球も、要所では得意のシュートで3併殺に仕留めるなど4回1失点と好投した。本人は「追い込んでからの勝負球が甘くなってしまった」と反省したが、山本監督は「これで左が1枚増えた」と先発ローテション入りに合格点を与えた。
4年目の里崎が、2安打1打点で存在をアピールした。特に5回のタイムリー二塁打には「体の軸回転が課題だったが、うまく対応してシュートを打てた。」と喜んだ。
高木が4回を5安打ながら要所を締め、1失点。開幕ローテ切符を手に入れた。走者を背負いながらも、変化球主体に切り替える冷静さで3回まで毎回、併殺を取り、ピンチを逃れた。
打てない打線にロッテ首脳陣が頭を抱えた。散発5安打で2得点。1度はリードを奪いながら、阪神にあっさり再逆転負けを喫した。ここまでのオープン戦総得点20は12球団最少。チーム打率も2割2分6厘と低い。