わたしはかもめ2002年鴎の便り(3月)

便

3月19日

千葉ロッテ2−11福岡ダイエー(千葉マリン)

初登板の小野が速球とシュートの制球に苦しんで打ち込まれ、調整の遅れが目立った。

123456789R
福岡ダイエー01600120111
千葉ロッテ0010001002

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小野、調整遅れ

オープン戦初登板だった小野は乱調だった。特に3回は5安打3四球で、8人続けて出塁を許す内容。キャンプでは腰を痛め、肩とひじの状態もいまひとつでペースが上がらないなど、調整遅れを露呈した形。

小野
「直球も変化球も全部球が抜けていた。下半身に力が入っていなかった。まだ投げ込み不足でした。開幕までにしっかり調整しないと。」

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小坂が欠場

小坂が疲労性腰痛のため欠場した。17日の西武戦も初回、打席に立っただけで途中交代していた。この日は打撃練習は行ったが大事を取って欠場し、アイシング治療を行った。

山本監督
「2、3日じっくり休ませる。その代わり若手にはチャンスなんだから、頑張って欲しい。」

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山本監督が退場

山本監督が一塁塁審の判定について暴言を吐き、退場処分を受けた。3回、大道が三塁にゴロを放ち、一塁に駆け込んだプレーがセーフ(記録は内野安打)とされたことに激怒。一塁の川口塁審に「何見てんだ。下手くそ!」と暴言を吐いた。

オープン戦で監督が退場になったのは、1982年3月22日の巨人−阪神戦で阪神・安藤監督が暴行で退場になって以来20年ぶりで、プロ野球史上2人目。

暴言の背景には、徹底されない新ストライクゾーンの判定に対する怒りがあった。3回に小久保が微妙な高さを選んで四球で歩いた。新ゾーンの判定へいら立ちを隠せず、積もりに積もった審判員への不信感がついに爆発した。

山本監督
「もう1度ビデオをみて、自分が間違っていたら謝るよ。アウト、セーフもそうだけど、高めを人によって取ったり、取らなかったりだ。オープン戦でもこの時期はシーズンと一緒だ。(ゾーンに対する)審判の個性もあるんだろうが、ちゃんと一定して取らないと。低めまでおかしくなっている。試合時間短縮どころか、もめて試合が長くなってしまうぞ。」
平野ヘッドコーチ
「まだバラけている。遅い球は大丈夫だが、速い球には(審判が)ついていってない。適当に投げている投手がいい投手になってしまう。」
川口一塁塁審
「一塁への判定に関して山本監督から暴言があったので退場処分にした。内容?言えるようなものじゃない。」
城島
「(7回に高めの球を見送っての三振について)あのコースは子供の頃からボール。審判も過剰になっている。シーズンに入ればもめるよ。」

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山本監督がOP戦で20年振りの監督退場…新ゾーンにカッカ[サンスポ]

山本功児監督は、19日、千葉マリンで行われたダイエー戦で、審判に暴言を吐いて退場させられた。オープン戦での退場処分は今月12日の近鉄・ローズ選手についで2人目だが、オープン戦で監督が退場処分を受けたのは、昭和57年3月22日の巨人−阪神戦で、阪神・安藤統男監督以来20年振り。

怒りが駆け巡り、抑えられなくなった。山本監督が審判員に暴言を吐いたのは3回。三塁前へゴロを打ったダイエー・大道が際どいタイミングで一塁を駆け抜け、「セーフ」がコールされた直後だ。一塁ベンチから、思わず目の前の川口一塁塁審を怒鳴りあげた。

「内容が言えるような言い方ではなかった」と川口塁審。同監督の言葉を暴言ととらえ、すぐさま退場を宣告した。しかし、山本監督はこれに対して反論する。

山本監督
「暴言はいけないが、セーフ、アウトはお互いに確認しなくてはいけないのに(審判員は)それをしない。あの場面がビデオで確認してセーフだったら、こっちは反省する。審判も間違っていたらそうすべきなんだ。」

暴言の伏線は、ボール2個分(約15センチ)高めに拡大した新ストライクゾーンにあった。

山本監督
「(審判員は)初めから終わりまで同じようにジャッジしてくれれば対処できるが、途中で変わってしまう。公式戦に入って、満塁でカウント2−3からボールをストライクにしたら、そう簡単には引き下がれない。」

オープン戦での退場処分は、今月12日の近鉄・ローズについで2人目だが、監督の退場処分となると、昭和57年の阪神・安藤統男氏までさかのぼる。20年ぶりのアクシデントは、新ゾーンが導入される公式戦の波乱も予感させた。

◇OP戦初登板の小野が散々

右肩痛、腰痛で調整が遅れていた小野が、オープン戦初登板。球威、制球難は否めず、3回には城島に満塁弾を浴びるなど4回降板するまで8被安打、4四球、7失点と散々だった。「上半身が巧く使えず全てのボールが抜けていた。開幕までにもう1度投げ込んで調整したい」と、出直しを誓った。

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山本監督、20年ぶりのオープン戦退場[スポニチ]

山本功児監督がダイエーとのオープン戦(千葉マリン)で川口一塁塁審に暴言を吐き、退場を宣告された。オープン戦で監督が退場になったのは、82年3月22日の巨人−阪神戦で阪神・安藤監督が暴行で退場になって以来20年ぶりで、プロ野球史上2人目の珍事となった。

退場劇が起こったのは3回、大道のボテボテの三塁ゴロが、一塁セーフとなった判定に納得のいかない山本監督が「何見てんだ。下手くそ!」と大きな声を張り上げた。川口塁審は「判定に対して暴言があったので退場にします」と宣告。ベンチに引き揚げた指揮官は「下手すぎる」と声を荒らげ、続けて「もう何ヶ月やっているんだ。時間の短縮どころか、ジャッジのミスで試合が長引いてしまう」と怒りをぶちまけた。

11日のオリックス戦でもストライク、ボールの判定に不満を漏らしていただけに、新ゾーンに対する審判団の判定の不徹底ぶりにイライラが爆発したようだ。もっとも試合後は、やや落ち着きを取り戻して「ビデオで確認して、もしセーフだったら謝りに行くよ」と静かな口調で話していた。

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