わたしはかもめ2002年鴎の便り(3月)

便

3月20日

千葉ロッテ6−6横浜(千葉マリン)

7年目の澤井が好調に3安打。先発・渡辺俊は制球力、スタミナともに不安が残った。

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小坂が復帰

疲労性腰痛のため19日のダイエー戦を欠場した小坂が1番遊撃で復帰した。17日の西武戦は初回、打席に立っただけで途中交代していた。

山本監督
「17日は痛みがだいぶひどかったらしいからな。でも、もう大丈夫だよ。」

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サブマリン・渡辺俊が新ゾーンに苦労の6回4失点

渡辺俊は調子が出ないまま6回を4失点。「球の走りも悪く、決め球もばらついていた」と苦しいマウンドを振り返った。下手から浮き上がる球で新ストライクゾーンを有効に使いたかったが、この日は高めをストライクにしてもらえず。「少し低くすると中途半端な高さになりますから」と歯切れが悪かった。

渡辺俊
「石井浩さんにはボールにすればいい球をストライクにしてしまって打たれた。もったいないことをしました。球の走りも悪く、決め球もばらついていた。少し低くすると中途半端な高さになりますから。」
井上投手コーチ
「俊介はまあまあだったね。新ストライクゾーンはゲームで本人が確認していかないといけないものだからそれはできたんじゃないかな。」

◇澤井がOP戦11試合連続安打

3安打を放った澤井は、オープン戦11試合連続安打となった。通算打率も.467(30打数14安打)。21日の横浜戦で5度打席に立てば、規定打席に到達する。「キャンプ中、休日もバットを振っていたことがよかったのかもしれません」。ドラフト1位入団(銚子商)から7年目。大器の開花宣言は近い。

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“遅咲きスラッガー”澤井また爆発[スポニチ]

影の薄くなっていたかつてのドラフト1位が、ようやく開花しようとしている。プロ7年目を迎えた澤井が、20日も2本の二塁打を含む4打数3安打と大当たり。これで10試合連続安打。オープン戦通算でも30打数14安打で打率.467と好調をキープしている。

澤井
「自分には今までについてしまった悪いイメージがある。打つことで変えていきたい。」

銚子商時代には3年時にセンバツ準優勝。1回戦では福留(現中日)のいたPL学園と対戦し、右翼席最上段にアーチを放ち「東の澤井・西の福留」とまで言われた。澤井はそのままプロ入りしたが、社会人を経て2年後に入った福留の方が先に中日でレギュラーの座をつかみ「記事を見る度に悔しかった」という。

そんな中で昨年オフに貴戸(たかこ)夫人と結婚。挙式の直前に「来年駄目だったらもう野球ができなくなると思う」と話した。ラストイヤーに懸ける思いで肉体改造に着手。体重は4キロ増の87キロとなり、鹿児島キャンプではサク越えを連発した。そして左手甲の打撲で戦列を離れている初芝との三塁定位置争いに食い込んだ。

「まだ分からないけど、これだけ打ったら使わない訳にいかないだろう」と山本監督は開幕スタメンの可能性を口にした。だが、8回1死一、二塁の好機に、横浜が左の森中を起用した場面では代打を出された。さらなる勝負強さを身につけて、本当の信頼を得るのはこれからだ。

澤井良輔(さわい・りょうすけ)
1978年(昭53)3月9日、銚子市生まれの24歳。銚子商では1年春からベンチ入り。3年春夏に甲子園出場し、センバツで準優勝に輝いた。95年ドラフト1位で入団。1軍での通算成績は23試合、打率.226、1本塁打、2打点。家族は貴戸夫人(26)。1メートル85、87キロ。右投げ左打ち。

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澤井、打撃好調

7年目を迎えた澤井がこの日も4打数3安打。オープン戦11試合連続安打となった。オープン戦通算でも30打数14安打、打率4割6分7厘と好調をキープしている。プロ6年間で1軍出場わずか23試合と不振だった澤井は、1回無死一塁でライト線に2塁打。3回はライト越え二塁打し、5回も流し打ちできれいに三遊間を割った。山本監督は開幕スタメンの可能性を示唆した。

澤井
「去年までは打席でストレートかな、カーブかな、などと迷っている間に凡退してしまうことが多かったが、今シーズンはしっかり準備ができて打席に立てているので迷うことがない。鹿児島でのオープン戦でヒットを放った時、何かをつかんだ気がした。それ以来、意識してやっていることがあるがそれをしっかり実践できていることが結果に現れていると思う。若手に負けたくない。6年間の悪い僕のイメージを払拭しなきゃいけないです。」
山本監督
「開幕1軍?これだけ打ったら使わないわけにいかないだろう。すばらしいよ。」
高沢打撃コーチ
「体が突っ込まず球を見極められるようになった。認めてやってもいいんじゃないかな。」

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厳重注意処分

パ・リーグは、19日のオープン戦で審判への暴言で退場となった山本監督に厳重注意処分を科した。

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