ロッテ・加藤、日本ハム・関根共に無四球、無失点と安定していた。ロッテは久々に集中打が出た。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | x | 6 |
対戦したのは日本ハム。しかし加藤が「戦っていた」のは西武だった。開幕戦はミンチーが確定的。31日の開幕2戦目の重責を担う加藤は、自信に満ち溢れてこう言った。
6回を3安打無失点。三塁を踏ませず、四球も出さなかった。圧巻は6回1死二塁。打席には初回に直球を右中間に二塁打された藤島だ。2球続けて内角に食い込むクロスファイヤーで追い込むと、最後は139キロの外角直球で3球三振に仕留めた。リードした里崎は「ほとんど構えたところにボールが来ていた。あれだけ切れのいい球は打たれる気がしなかった」と話す。小野投手コーチも「今日は球も切れていたしノー文句」と手放しで喜んだ。
通算では17回を投げ自責点はわずかに1。この日で規定投球回数をクリアし防御率0.53で12球団トップに躍り出た。昨年は140回を投げチーム最多の73四死球を記録したがオープン戦ではたった2四死球と課題の制球難も克服した。「ストライクゾーンが広がったからじゃないですか」と謙遜するがオフからフォーム固めに着手。鹿児島キャンプでは2500球を投げ込んだ成果が実った。
進化し続ける左腕エースに、山本監督は「2戦目の先発?否定しないよ。そういう形で予定はいっている」。ミンチー、加藤で連勝を狙い、28年ぶりの優勝へ向け臨戦態勢は整った。
11安打を放ち貧打解消も、公式戦11連敗を喫している関根に対する苦手意識を払拭できなかった。初回、小坂が初球をセーフティーバントで揺さぶり、1死一、三塁の好機をつくったがボーリック、メイが凡退。5回を3安打無失点に抑えられ、高畠打撃コーチは「立ち上がりがよくないから初回で捕まえないと」。山本監督は「全くチャンスがなかった訳ではないから」と前向きだった。
17回投げて2失点とオープン戦を防御率1位(0.53)で終えた加藤は「良い形でシーズンを迎えられますが、ホントは、悪いところがあった方が気持ちが締まっていいんです。だからオープン戦は70点」とあえて厳しい点をつけた。そんな左腕エースに、山本監督は「自信を持って投げている」と満点の評価。
加藤が好調をキープしている。この日も6回を無失点。オープン戦で17回を投げ失点2(自責点1)、四死球はわずか2だ。防御率0.53で12球団トップに躍り出た。
澤井が規定打席に到達したが、2試合連続無安打で打率を3割6分8厘に下げた。
「小坂誠弁当」がフルモデルチェンジした。昨年に引き続き、23日から発売開始(1100円)され、今年はさらにパワーアップした。昨年同様、出身地宮城の名産品が並んだ。ご飯の上には、宮城県でとれるイクラとサケが。おかずには、ホタテフライ、笹かま、長ナスと色とりどり。いち押しはお米。小坂のふるさと宮城・山元町、少年時代所属していた「山元ビクトリーズ」の監督・高橋鉄郎さんが心を込めて育てたお米を使っている。
ミンチーが24日の広島戦で最終調整の先発登板をする。17日の西武戦では4発を浴びるなど6失点、21日の横浜戦では中継ぎ登板も2ランを浴び2失点だった。
小野が「ミニキャンプ」を張ることになった。右肩・左腰の故障による調整遅れで19日のダイエー戦で初先発も2回1/3を投げ8安打7失点。今後はオープン戦登板の予定はない。