30日に開幕する開幕戦にベンチ入り可能な出場選手登録名簿が28日、公示された。新人では田中充が開幕ベンチ入りを果たした。
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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藤田 吉田 田中充 清水直 戸部 加藤 小林雅 川井 ミンチー シコースキー |
里崎 橋本 福沢 |
小坂 酒井 初芝 ボーリック 福浦 沢井 渡辺正 |
メイ 諸積 サブロー 大塚 立川 佐藤 |
30日の開幕戦で西武とぶつかるロッテが松坂対策として上位に左打者を、下位には開幕初スタメンのフレッシュメンバー(澤井、里崎ら)を並べる。札幌入りした山本監督は、まず諸積を2番スタメンで起用を明言。これでスイッチヒッターの4番・ボーリックを含め、1番・小坂から5番のメイまで左打者が5人そろうことになった。
開幕戦で直接対決するミンチーもカブレラを挑発した。昨年6月9日、ミンチーから本塁打したカブレラは打球の行方を確認してからゆっくりと一塁へ。メジャーでは相手を最大限に侮辱する行為とされているだけに、「あれはプロのやることじゃないね。彼はアンプロフェッショナルだ」と厳しく言い放った。昨季カブレラには23打数8安打と打ち込まれているが「彼を抑えなきゃ勝てないから違う攻め方を考えている」と新球ナックル攻めも示唆した。
チームと共に札幌入りしたロッテ開幕投手のミンチーが西武・カブレラとの“遺恨対決”に必勝を誓った。昨年6月9日、ミンチーから本塁打したカブレラは打球の行方を確認してからゆっくりと1塁へ。メジャーでは相手を最大限に侮辱する行為とされているだけに「あの行為はプロじゃない。彼を抑えなきゃ勝てないから違う攻め方を考えている」と新球ナックル攻めも示唆していた。
ロッテのドラフト4巡目の田中充(NTT東日本)が左打者キラーとして開幕1軍のベンチ入りを果たした。オープン戦では中継ぎで8試合に登板し、6回2/3を無失点。打者24人に対して6安打、5三振に抑えた。うち11人の左打者にはわずか2安打に封じている。少ない投球数で肩をつくり上げる調整法もマスターし「どこまでついていけるか分からないが、チームの勝利に貢献したい」と気合十分だ。
28日、緊張しながら札幌入りしたのは澤井。それもそのはず、開幕を1軍で迎えるのは初めてで、しかも山本監督から「外すわけにいかない」と、開幕戦(対西武)にスタメンで起用されるほど期待されている。「欲を出さずガムシャラにいく、それしかありません」と7年前のD1位(銚子商)はキッパリ誓った。
今季から中継ぎ投手陣専用査定を導入することが28日わかった。大半の球団の査定は、結果が数字で表れる先発や抑え投手に有利に働く傾向にある。中継ぎで負け試合で好投しても査定への反映は少なく、四球、安打を許せば、逆にマイナス要素が増える。ロッテは、吉田、藤田、清水直ら中継ぎ陣が強力で、球団側も中継ぎ投手の査定方法見直しに着手していた。新査定では、勝敗にかかわらず、投球内容重視となる。