1点を先制された近鉄は、2回無死一、二塁から吉岡、川口、阿部、藤井の連続安打で4点を挙げて逆転。3回にも吉岡の二塁打で1点を追加。4回には2死1塁から中村の2ランでロッテを突き放した。村は8回までロッテ打線を3安打に抑えた。ロッテは35年ぶりの開幕6連敗。昨年から近鉄戦は12連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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大阪近鉄 | 0 | 4 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
1967年の球団ワースト記録に並んでしまった。 1回、ボーリックの犠飛で、6試合目で初めて先取点をあげたが、ミンチーが2回に崩れて4点失点。2回以降はわずか1安打。毎試合のように前半で大量リードを許し、すでに41失点。
球団ワーストタイの35年ぶりの開幕6連敗。重光オーナー代行は所用で試合開始より30分ほど遅れて球場に到着したが、チームは1回に今季初めて先取点を奪っていた。「その場面を見ていないんです。点を取られるところばかりで…。まだ6試合ですから、監督に頑張ってくださいとお願いしてきました」。ファンともども、早くいい場面を見たい!
連敗ストップの期待を一身に背負って登板したミンチーだが、7点を失い4回途中でマウンドを降りた。2回は堀の失策とウィルソンへの死球で突然リズムを乱し、吉岡以下に4連打を許すなど一気に崩れた。またも期待にこたえられなかった開幕投手は「ストライクも入って調子はよかったが…。アンラッキーなところもあったが、何とか抑えたかった」と沈んでいた。
また勝てなかった。開幕6連敗は東京時代の67年以来、35年ぶりの球団ワースト記録タイ。初回にボーリックの中犠飛で今季初めて先制したが、ヒットはわずかに3本だけ。頼みのミンチーも勝負球が甘く4回途中7失点で降板した。山本監督はカンフル剤として、遊撃に今季初スタメンの堀を起用したが、2回に逆転の口火となる失策を犯すなど効果なし。試合後、観戦に訪れていた重光オーナー代行が監督室へ足を運んだが「激励を受けただけ。借金をつくったメンバーで借金を返すしかない」と山本監督は淡々と巻き返しを誓っていた。