わたしはかもめ2002年鴎の便り(4月)

便

4月19日

日本ハム0−3千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが完封リレーで1分をはさんで3連勝。ミンチーが8回を4安打。9回は小林雅が締めた。打線はわずか3安打ながら、3回のメイの3ランが大きく効いた。

123456789R
千葉ロッテ0030000003
日本ハム0000000000

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今季初3連勝

ミンチーとメイの助っ人コンビの歯車がかみ合って、今季初の3連勝。メイは、3回2死一、三塁から右中間スタンドに3号3ランを放った。ミンチーは、チェンジアップを巧みに操り、8回まで4安打0封。最後は小林雅がピシャリと締めた。

山本監督
「開幕からの連敗は魔が差したようなもの。ピッチングスタッフが形になってきたし、ベンチの雰囲気もいいから大丈夫。」
メイ
「四球の後だから初球から狙っていた。いいところで打ててよかった。」
ミンチー
「低めに集めてうち取ろうとだけ考えていた。完封?僕の仕事はいい形で小林(雅)につなぐことだから気にしていない。連敗も止まったし、これからいい方向に向かっていくだろうね。」

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悪夢さめたロッテは3勝1分け…ミンチーが8回無失点で今季初勝利[サンスポ]

3連敗中だった開幕投手のミンチーが三塁さえ踏ませない好投で8回を無失点。遅まきながらの今季初勝利に「チェンジアップがいいところに決まったし、ボールを低めに集めて打ち取る投球ができた」と充実の笑顔を浮かべた。途中、三塁側内野席で観戦していた夫人のグレチェンさんと3人の子供に手を振る余裕もあった。

◇山本監督が「あとは黒木知さえいれば」

悪夢のような開幕11連敗から3勝1分けと、本来の野球を取り戻しつつあるロッテ。チームの成績に比例し、山本監督の表情も明るくなってきた。特にミンチーから小林雅へつなぐリレーがしっかり決まったのが収穫。「ピッチングスタッフがしっかり形になっているのがいいね。あとは黒木知さえいれば」と故障で戦列を離れているエースの復帰を期待していた。

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完封リレーで3連勝[スポニチ]

ベンチ前のハイタッチ。“勝利の儀式”も様になってきた。開幕11連敗が遠い昔のことのようだ。引き分けを挟んで3連勝。勝利を呼び込んだのはミンチーの右腕だった。

ミンチー
「低めに集めてうち取ろうとだけ考えていた。完封?僕の仕事はいい形で小林(雅)につなぐことだから気にしていない。」

140キロを超す直球を見せ球にして勝負球はチェンジアップ。新球ナックルも試投して5三振を除く19アウトのうち11がフライアウト。打者のタイミングをことごとく外し、三塁すら踏ませずに8回を4安打無失点で今季初勝利。11連敗のスタートになった開幕投手は、自身も3連敗中だっただけに試合後は山本監督とがっちり握手を交わした。

今春キャンプでは来日して初めて鹿児島市内の養護施設を訪問。子供好きで有名なミンチーは千葉マリンに施設の子供を招待する「ミンチーシート」も計画中だ。この日はスタンドで観戦していた妻と3人の子供達の前で快投。「連敗も止まったし、これからいい方向に向かっていくだろうね」と試合後は2メートル03の長身を折り曲げて子供達とじゃれあった。

そして決勝点はメイの3ラン。両助っ人の活躍による快勝に山本監督は「ミンチーは4度目の正直だね。ピッチングスタッフも形になったと確信したし、チームの雰囲気もいい。もう大丈夫」と胸を張った。わずか6日前、開幕11連敗にあえいでいた姿はもうない。見違えるほどたくましくなったロッテナイン。あとは長いトンネルを抜けた先にあった“白星街道”を突き進むだけだ。

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