わたしはかもめ2002年鴎の便り(4月)

便

4月20日

日本ハム3−6千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが6回に打者9人で5点を奪って逆転勝ちし、引き分けをはさんで4連勝。2点を追う6回、1死一塁からボーリックの今季初本塁打で同点。さらに2死無走者から下位打線が4連打して3点を追加した。加藤は6回途中3失点で今季初勝利。小林雅は3セーブ目。

123456789R
千葉ロッテ0010050006
日本ハム0000300003

ページトップ

集中打で4連勝

スランプだったボーリックに待望の今季第1号となる同点2ランが出るとムードが一変。2死後、酒井からの下位打線が4連打して一気に3点を追加した。

山本監督
「手応えのある勝ち方ができた。5回2死から3失点した直後に、こちらも2死から得点できたのが大きかった。まだ借金はいっぱいあるが、どんどん返していく。」
塀内
「みんながつないだチャンス。当たりはよくないが嬉しい。」

ページトップ

1分けはさみ4連勝…山本監督「借金返済のめど立った」[サンスポ]

開幕11連敗の長いトンネルを抜けると、1分けをはさんで4連勝。ロッテが勢いに乗ってきた。山本監督は「本当の反攻態勢が整うのは、今日の試合次第」と思っていたそうだ。

前日(19日)、昨年の防御率1位投手・ミンチーが今季初勝利を挙げた。この日の先発は、今季3連敗を喫していた加藤だった。もし加藤が打ち込まれると、前日までの3連勝も意味がなくなる。

数日前、加藤は先発ローテーションから外されるのでは…と、落ち込んでいた。そこに現れたのが山本監督で、「日本ハム戦で頑張れよ」と声をかけられた。そのとき「今までの分を、必ず取り返す」と誓った。 6回途中での降板は不本意だが、何はともあれ今季初勝利。加藤は「逆転してくれた打線に感謝したい」と野手に頭を下げた。

長短12安打。同点2ランとなる今季初アーチを放ったボーリックが「やっと、チームに貢献できた」と声を弾ませれば、逆転打の清水将は「執念を持って打席に入った」。そしてダメ押しの2点タイムリーを放った塀内は「みんながつないでくれたチャンスだったので、何とかしたかった」と大興奮だ。

まだ借金は7つ。しかし、山本監督は「投手陣が安定して、打線も外国人に当たりが出てきた。借金返済のめどは立った」と、落ち着いた口調だった。

データBOX
開幕11連敗と出遅れたロッテが、トンネルを抜け出した14日のオリックス戦から4連勝(1分けをはさむ)となった。ロッテの4連勝は、昨年9月3日(○8−0ダイエー)から8日(○3−2日本ハム)にかけての4連勝以来。21日も勝てば5連勝で、これは昨年5月25日(○4−2日本ハム)〜6月2日(○15−3近鉄)の7連勝以来になる。

ページトップ

4連勝、加藤初勝利[スポニチ]

加藤が4度目の先発で初勝利を挙げた。5回2/3を5安打3失点ながら、打線が6回に5得点。「4回までは自分の投球ができた。本当に野手の皆さんに感謝しています」と話した。13日のオリックス戦(神戸)で連敗を止められず、先発ローテーションから外される危機感を抱いていただけに「やっと勝てて正直ほっとしている」と満面の笑み。開幕から10連敗以上したチームが連敗後に4連勝(1分けはさむ)するのは初めてだけに山本監督は「借金返済の手応えをつかんだ」とご機嫌だった。

ボーリック
「体中の毒が抜けた感じがした。やっとチームに貢献できた感じだね。」(6回に今季初アーチとなる右越え同点2ラン)

ページトップ

加藤、今季初勝利

3失点で6回途中降板ながら、その直後に味方打線が逆転し、今季初勝利を挙げた。加藤は、「両方とも不用意な球でした」と、5回に浴びた二者連続本塁打をしきりに反省していた。

加藤
「自分が打たれて逆転された後に、また逆転し返してくれた。野手に感謝です。」

ページトップ

黒木知、復帰は後半戦か

右肩の故障で戦列を離れている黒木知の1軍復帰がさらに遅れ、後半戦にずれこむ可能性が高いことが20日、明らかになった。

黒木知
「3日間ブルペンで捕手を立たせて軽く投げたが、まだ(感触は)全然です。今は焦りたくても焦ることができない。」
山本監督
「1度痛めた部分だから、相当時間がかかると思う。復帰の時期は夏ごろかな。1日も早く戻ってきて欲しいが、本人を焦らせたくはない。」

ページトップ

黒木、前半戦の復帰は絶望的[スポニチ]

右肩痛のため2軍で調整中の黒木知宏投手の前半戦での復帰が絶望的となった。20日、さいたま市のロッテ浦和球場で走り込み中心の練習を行った黒木は「焦りたくても焦ることができない。まだ肩のスタミナをつくる段階ではない」と復帰のメドが立っていないことを明かした。キャンプ中に痛めた左太腿肉離れがようやく完治。17日からブルペンで捕手を立たせたまま40球前後の投球を3日連続で行っているが、右肩の状態は思わしくない。経過報告を受けた山本監督は「早く来てくれればいいけど、焦らせたくない。夏にくればいいぐらいだと思っている」と語った。

ページトップ