わたしはかもめ2002年鴎の便り(4月)

便

4月26日

大阪近鉄1−2千葉ロッテ(大阪ドーム)

ロッテが4投手による継投で逃げ切った。3回に堀のソロで先制し、8回には敵失で1点を追加。投げては先発・加藤が6回途中まで3安打無失点に抑え、小林宏、藤田、小林雅とつなぎ、昨年から続いた対近鉄戦の連敗を13で止めた。

123456789R
千葉ロッテ0010000102
大阪近鉄0000000011

ページトップ

対近鉄13連敗で止めた

昨年7月17日以来続いた対近鉄戦の連敗を13で止めた。開幕連敗(11)、日本ハム・関根に連敗(11)に続き、大型連休前に3つの「大型連敗」をストップ。しかし、2点リードの9回、小林雅がローズ、中村、川口に長短打を浴び、1点差に迫られ、なおも2死満塁。最後は阿部を三ゴロに打ち取ったが、ヒヤヒヤだった。

小林雅
「ヒヤヒヤだった。ジェットコースターのようだった」とは表情をこわばらせた。」
山本監督
「みんなの気持ちを1つにしてくれた。そう簡単には勝たせてくれないな。」

ページトップ

近鉄戦連敗13でストップ[スポニチ]

昨年の7月17日から続いていた近鉄戦の連敗を13でようやく止めた。胸を張ってハイタッチを交わした山本監督は「絶体絶命のピンチだったな。13連敗だっけ?今日の試合で苦手意識はなくなったよ」と笑顔を見せた。

2年越しの勝利への道は険しかった。2点リードで迎えた9回、守護神・小林雅が1死三塁で中村に中前打を許して1点差に詰め寄られると、その後2死満塁の大ピンチを招いた。しかし、最後は阿部を渾身の145キロ速球で三ゴロに仕留めホッと一息。「1点を取られて開き直った。最後はジェットコースターに乗っているような気分だったよ」と、はにかみながら笑った。

2週間前までは11もあった借金は6まで減った。「嫌なムードはない。地道に返していくだけだ」と山本監督。5位近鉄とのゲーム差は1。まず最下位脱出に向け、白星を重ねていくだけだ。

加藤
「ランナーを出してから粘りのピッチングができた。5回以降からの投球が課題ですね。」(6回途中まで3安打無失点の好投で2勝目)

ページトップ

山本監督が近鉄戦連敗13で止め「もう苦手意識なんてない」[サンスポ]

守護神・小林雅は9回、1点差に詰め寄られウィルソンを敬遠して2死満塁となったが、「相手(阿部)が右なので、精神面では優位に立っていた。ハッハッハ、まるでジェットコースターに乗った時のように冷や冷やでした」と、マウンド上で絶体絶命のピンチを楽しんでいた。

ところが、ベンチの山本監督は「小林雅で負ければ仕方がない…」と、昨年7月16日に勝って以来の近鉄戦14連敗を半ば覚悟していた。

その小林雅が阿部を三ゴロに打ち取った。およそ10ヶ月ぶりの近鉄戦勝利が決まった瞬間、指揮官はベンチにいるコーチ、選手の手を次々と握って勝利の雄叫び。そして開口1番「絶体絶命と思っていたが、今日で脱出した。もう、近鉄には苦手意識なんてない」と、まくしたてた。

14日にオリックスを破って開幕11連敗を脱出。21日には日本ハム・関根を打ち崩して、対関根の連敗を11で止めた。そしてこの夜、近鉄戦の連敗も13でストップ。「これからは借金を地道に返していきますよ」と、山本監督の鼻息は最後まで荒かった。

◇加藤が2勝目をゲット

2年目・加藤は6回途中で降板したが2勝目をゲットした。「最後は雅さん(小林)なので、絶対に抑えてくれると思っていました。今日のように、走者を出しても粘りのあるピッチングを心掛けたい」。左腕エースも完全復活だ。

ページトップ

堀、先制2号

対日本ハム戦11連敗に続き、大型連敗を止めたのは、この日も堀のアーチから。21日の日本ハム戦でも天敵関根から先制アーチを放っていた。

「低目の難しいボールをうまくすくいあげることができた。」

ページトップ

加藤が2勝目

ローズから2つの空振り三振を奪うなど、5回2/3を3安打無失点。

加藤
「ランナーを出してから粘りの投球ができました。(小林)雅さんは絶対抑えてくれると思いました。」

ページトップ

塀内が負傷欠場

塀内が試合前の守備練習で右ひざを痛め、試合を欠場した。

ページトップ