わたしはかもめ2002年鴎の便り(5月)

便

5月19日

千葉ロッテ15−4大阪近鉄(千葉マリン)

1点を追うロッテは、6回にボーリックの3ランを含む7安打を集め、一挙7点を取り逆転。その後も7回に福浦の2ランで2点、8回に福浦の走者一掃適時二塁打等で5点を追加し、18安打15点を挙げ大勝。福浦は3安打7打点の活躍だった。ミンチーは1ヶ月ぶりの勝利で2勝目を挙げた。山本監督はロッテでは金田正一監督以来の通算200勝目。

123456789R
大阪近鉄0002001104
千葉ロッテ00010725x15

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今季最多の15点

打線爆発で今季最多の15得点。これまで味方打線の援護不足に泣いてきたミンチーがようやく2勝目を挙げた。今まであまり助けてくれなかった打線への不満は口にせず、試合後はベンチで喜びを分かち合っていた。

ミンチー
「カットボールも直球もまずまず。今日はバッター達から素晴らしいサポートを得られたね。」

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15得点爆勝で山本監督200勝目[サンスポ]

今季最多タイの18安打で最多の15得点。盆と正月が一緒に来たような猛打爆発で、山本監督は昭和51年の金田監督以来の球団200勝監督になった。「そんなのどうでもいい」と、自分のことより打つべき選手が打ち、ミンチーが2勝目を挙げたことが嬉しかったようで「ウチには潜在能力がある」と、ご機嫌だった。

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大量15点も…監督に痛烈ヤジ[スポニチ]

監督通算200勝に、笑顔で選手を出迎えた指揮官の表情が一変した。「ヤマモト、1回勝ったぐらいで甘えてんじゃねえ!」。痛烈なヤジに怒りの表情でやり合う一幕もあった山本監督だったが、その後は冷静さを取り戻し「一生懸命にやっている姿をファンに見せるのがプロとしての最低条件」と淡々。1、2軍のコーチ陣を入れ替える荒療治を施したばかりだっただけに笑顔はなかった。また7打点の活躍を見せた福浦もお立ち台で「これからもこういう試合ができるようにしたい」と浮かない表情。今季最多の15得点にも、低迷するチーム状態に喜びは見せなかった。

ミンチー
「カーブが狙ったところにいかず、カットボールもよくなかった。でも、自分なりの粘りのピッチングができたと思う。」(1ヶ月ぶりの2勝目)

◇3人のコーチ入れ替え

最下位に低迷するロッテは19日、1、2軍の間で3人のコーチを入れ替えると発表した。1軍の高沢秀昭打撃コーチ(43)佐藤兼伊知内野守備走塁コーチ(42)高橋眞裕外野守備走塁コーチ(37)を降格。2軍から山下徳人打撃コーチ(36)本西厚博内野守備走塁コーチ(40)西村徳文外野守備走塁コーチ(42)を昇格させた。山本監督は「選手の気持ちを前面に出せる状態に持っていけるようにしたい」と説明した。

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福浦が7打点

福浦が7打点の大暴れ。4回無死二、三塁から左犠飛。6回1死一、二塁では同点に持ち込む左前打で勢いに乗ると、7回は2号2ラン、8回は無死満塁から走者一掃の二塁打を放って打点を荒稼ぎ。3安打で打率も再び3割に乗せた。

福浦
「野球を始めてから記憶にない。今までは周りがくれたいい場面で打てなかったが、今日は自分も続くことができたのが良かった。」

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3コーチを入れ替え

19日、1軍と2軍の間で3人のコーチを入れ替えると発表した。1軍に昇格するのは西村徳文外野守備走塁コーチ、本西厚博内野守備走塁コーチ、山下徳人打撃コーチ。2軍へ回るのは高沢秀昭打撃コーチ、佐藤兼伊知内野守備走塁コーチ、高橋真裕外野守備走塁コーチ。山本監督はすでに袴田英利バッテリーコーチも1軍に呼んでおり、開幕後に配置転換で1軍から2軍に来たコーチは4人目。

山本監督
「選手は一生懸命やっているが、負けてもファンが期待を持てる試合をすることが大切だ。選手に気合を入れるというか、ハッスルさせることが1番。」
西村コーチ
「元気はある。選手はもっと積極性を出してもいいと思うよ。」

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