3−3の同点で迎えた9回、日本ハムは金子のサヨナラ打でロッテを破った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1x | 4x |
4連勝を逃した山本監督は、勝敗より審判員のジャッジにカリカリ。怒りの原因は9回の守り。1死一塁から奈良原の送りバントを処理した加藤の送球が奈良原の背中に当たり、一、三塁になった。山本監督は、奈良原がフィールド内に入っていたので守備妨害を主張。審判は内側に入ったことは認めたものの、加藤の送球が悪かったとして抗議を退けた。気持ちが収まらない山本監督は、試合後も責任審判の橘審判員から30分、説明を聞いた。
高めに拡大した新ストライクゾーンは下手投げに有利とされ、期待されている渡辺俊だが、4月8日以来の先発も1回、わずか17球で降板した。「もっと投げたかったけど、そんなこと言える内容ではないですからね。(久し振りの登板で)緊張したのかなぁ」。サブマリンの本領発揮はまだ先のようだ。
西村徳文三塁コーチが日本ハム10回戦(東京ドーム)の1回、堀のライナー性の打球を股間に受けて退場、トレーナーからアイシング治療を受けた。三塁に一塁・本西コーチが、一塁には平野ヘッドコーチが入った。
山本監督の猛抗議も実らず、今季3度目のサヨナラ負け。9回1死一塁で加藤がバントを処理し一塁へ送球。それが打者走者・奈良原の背中に当たった。山本監督はフェア地域で当たったのだから「妨害」として11分間の抗議をしたが、秋村球審は加藤の悪送球があったため「妨害」にならないとした。怒りが収まらない山本監督は試合後、約40分にわたり監督室でビデオを見ながら責任審判の橘三塁塁審に説明を求めた。それでも「送球がそれてエラーなら仕方ないが、走者に当たるなんて…」と承服できない様子。今後、連盟への提訴を検討する姿勢を示した。
右足の腓骨骨折で戦列を離れている小坂が、6月中旬に復帰できる見込みとなった。この日、船橋市内の病院で2度目の検査を受けたが、経過は良好で「骨はほぼ100%くっついていた。6月中には試合に出られるだろう」と石井チーフトレーナー。山本監督も「あとは筋肉をつければ大丈夫。あいつのことだから早く戻ってくるだろう」と期待していた。
9回裏の11分間の抗議も認められず、連勝が3で止まった。山本監督は、1死一塁から投手前にバントした楢原が、ファウルラインより内側を走ったため、送球が当たった(守備妨害)と激しく抗議。山本監督は、「送球がそれてエラーなら仕方ないが、走者に当たるなんて」と、納得がいかない様子だった。橘責任審判は、「送球がそれたため走者に当たった」と説明。試合後も両者は監督室でビデオを見るなど、30分間以上もやりとりをしたが、後味が悪い黒星だった。
三塁コーチを務めた西村外野守備走塁コーチが、1回表、堀の打球を下腹部に受け退場。平野ヘッドコーチと交代した。
右足ひ骨骨折で戦線離脱中の濃さかが船橋市内の病院で検査を受け、骨折部分が完治したことが分った。すでに打撃練習を再開しており、今後は、調整のピッチを徐々に上げていく方針。早ければ6月中にも復帰する。