わたしはかもめ2002年鴎の便り(5月)

便

5月24日

千葉ロッテ5−0オリックス(千葉マリン)

ロッテは、1回、無死一、二塁のチャンスに、福浦の二塁打、ボーリックの適時打、メイの犠飛、佐藤の適時打、清水の犠飛で5点を先制した。先発・ミンチーは、9回を3安打、1四死球で完封。ミンチーの完封は広島在籍時代以来4年振り。試合時間は2時間17分で、今シーズン両リーグ通じての最短試合だった。

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オリックス0000000000
千葉ロッテ5000000005

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最下位脱出が見えた…ミンチーが4年ぶりの完封勝利[サンスポ]

小さな子供がいると大きな体(2メートル03)を折り曲げ、笑顔で話しかける優しい男も、今季6敗のうち打線の援護が1点しかない試合が4度もあれば、マウンドで鬼の形相になるのも仕方ない。

そのミンチーが今季初めて「今日はボクが投げ切る」と奮い立った。何しろ打線が1回に5安打を集中して、一挙5点を取ったのだ。

「立ちあがりは(1死二塁になるなど)コントロールが悪かった」(捕手・清水将)が、2回以降は「思い通りのピッチングができた」(ミンチー)。終わってみれば、広島時代の平成10年7月1日の横浜戦以来、4年ぶりの完封勝利だ。

開幕11連敗で最後方に置いて行かれ、5位の後ろ姿すら見ることができなかったが、これでオリックスに25、26日と連勝すれば最下位脱出。「打線も上向いてきたし、これでミンチーも乗るでしょう」。山本監督の表情もやっと明るくなった。

データBOX
ミンチーの完封勝ちは、広島時代の平成10年7月1日の○11−0横浜(横浜)以来、4年ぶり。ロッテの外国人投手の完封は、平成8年7月31日、ヒルマンが、近鉄を2−0で記録して以来、6年ぶり。
「ミンチーの投球のリズムがいいので、打席で集中できる。」(猛打賞)

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ミンチー完封、2時間17分今季最短[スポニチ]

ミンチーが広島時代の98年7月1日の横浜戦以来、通算3度目の完封で3勝目だ。カットボールが冴えてわずか3安打。三塁を踏ませず、2時間17分の今季両リーグ最短試合を演出した。「初回に5点取ってくれたのでリラックスして投げられた。失投も3、4球ぐらいしかなかったしね」。休養日だった前日は家族と茨城・筑波山に登り、霞ケ浦を眺めてリフレッシュした効果もバッチリ。試合前に激励に訪れた川島コミッショナーのゲキに応え、山本監督も「本来の投球が戻ってきた」とご満悦だった。

「打っているのはたまたまです。自分が打席に入るときはいつも集中しているからね。」(猛打賞。最近5試合で打率.400)

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ミンチー4年ぶり完封

ロッテはヤーナルの立ち上がりを攻略した。1回に安打と死球で無死一、二塁とし、福浦の二塁打で先制。ボーリック・佐藤のタイムリーなど、計5安打を集めて5点を奪った。ミンチーは落差のある変化球を巧みに使い、散発3安打。広島時代の1998年7月以来、ロッテでは初の完封で3勝目を挙げた。また、外国人投手として両リーグでの完封は史上2人目。

山本監督
「ミンチーもよかった。タイムリーも出た。なかなかよかったです。以上!」

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堀、3安打

上昇気配のロッテに貢献大なのが堀。12日のダイエー戦から1番に固定されて以来、9試合で36打数15安打、得点も12ある。この日もいきなり中前打し、先制のホームを踏むなど3安打猛打賞。

「打席に立つときに、いつも集中できている。でも、3本はたまたま。」

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川島コミッショナーがゲキ

川島広守コミッショナーが、24日、千葉マリンで、パ・リーグの下位に低迷するロッテ、オリックスを激励した。23日の横浜・広島戦(横浜スタジアム)と同様に、試合前に両チームの監督と会談。オリックス・石毛監督に「5割はすぐに手が届くところにいるじゃないか」と励ますと、ロッテ・山本監督とは「トンネルを抜けて上昇気流だな」と談笑した。

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