西武が、同点の延長10回1死満塁で、大友が小林宏から右前にサヨナラ打を放ち、今季初の5連勝。終盤に2度同点とする粘りを見せたロッテも、継投策が裏目。打線も勝ち越し機にあと1本が出なかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1x | 5x |
3度追いつく粘りを見せたが、4番手の小林宏が力尽きた。延長10回、無死一塁、カブレラを空振り三振に取ったももの、次の大島にストレートの四球。さらに暴投、サヨナラ負け。緊迫した試合が一瞬で後味の悪いものとなった。
終盤粘ったロッテだが、結局は延長でサヨナラ負け。2点を追う7回、1点を追う8回に同点に追いついたものの、いずれも勝ち越し機はものにできなかった。山本監督は「いいとこまで、いっただけではね」と力なく振り返った。
小坂、福浦の復帰が待たれる中で、立川、伊与田らが好打を見せるなど好材料はある。ただ、メイ、初芝ら主軸の不振は相変わらずとあって「下位は頑張ってるんだけど、ここ1番のところで…」。山本監督の悩みは尽きない。
ロッテは今季4度目のサヨナラ負けで、借金は最多の16に膨れ上がった。終盤に粘りを見せて延長戦に持ち込んだが、1度も逆転はできずに「いいとこまでいっても、いいとこまでじゃ…」と山本監督。前日は10点差の大敗で、7日も後味の悪い敗戦。試合後は緊急ミーティングを招集した。左足腓骨骨折で戦列を離れている小坂を急遽1軍復帰させる方針を固め、指揮官は「(小坂は)出られるよ、出る出る」と、2試合続けて欠場している福浦も含めて、総動員態勢を敷くことになった。