6月11日6月11日近鉄は、1回1死からローズの22号で2点を先制。同点の7回、1死一、三塁から中村の適時打で1点を勝ち越した。さらに川口の二塁打と失策でこの回3点。ロッテは5連敗。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪近鉄 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 |
| 千葉ロッテ | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
接戦をものにできず、今季3度目の5連敗。同点の5回、無死二塁で諸積がバントで送れず、強攻策も失敗。7回、1死三塁でローズを敬遠するが、4番中村に勝ち越し打を許した。6回を除き毎回走者も3点止まり。借金も1998年7月25日以来となる19。
ミンチーが初回、ローズに2ランを浴びるなど7回を投げ8安打5失点。近鉄に9連勝を許し、自身はリーグで断トツの9敗目を喫した。敗因の1つは、視力低下かもしれない。5月11日のダイエー戦で本塁が見にくく感じた、というミンチー。この日は度付きサングラスをかけてマウンドに立ったが、またも打ち込まれた。
今季3度目の5連敗。12日の近鉄戦に負けて首位・西武がオリックスに勝つと、自力優勝がなくなるところまで追い込まれた。「守りのミス（7回のミンチーの暴投と諸積の悪送球）が失点につながり、攻撃のミス（5回無死二塁で諸積が投ゴロ）で得点できない。この差だね」と山本監督。泥沼状態から抜け出す手段は今のところなさそうだ。
ロッテは攻守にミスが出て今季3度目の5連敗。5回無死二塁から諸積がバントをファウルにして結局投ゴロ。走者を進められずチャンスを逃した。7回は川口の右翼線二塁打を処理した諸積が悪送球して5点目を献上した。35度目の敗戦談話を強いられた山本監督は「送るところを送れず、守るところを守れないと、接戦が台なしになる」と敗戦につながった場面を悔やんでいた。12日にも自力優勝の可能性がなくなるドロ沼だ。
初芝は11日、1回の守備で大村の飛球を捕球した際に転倒。左足首ねん挫で途中退場した。病院には行かず、アイシング治療で様子をみる。