ロッテが逆転勝ち連敗を6で止めた。1−3の3回、小坂、福浦、初芝の3連続長短打でまず1点。代わった水尾からメイも二塁打で続き、4−3と逆転した。4回途中から3回無失点の小林宏が4勝目。7回のピンチを藤田とシコースキーがしのぎ、最後は小林雅が締めくくった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | x | 5 |
2点の勝ち越しを許した直後の3回に4連続長短打で逆転。8回には清水将が2点差に広げる適時打を放って、全員安打を記録した。救援4投手も踏ん張って、4回以降を無得点に封じた。
ロッテは8回に清水将が2点差に広げる適時打を放って、全員安打を記録した。救援4投手も踏ん張って、4回以降は無失点。投打が噛み合って連敗を6で止め、山本監督は「みんながつながったよ。今日は試合前に、全員で戦おうと言っていたんだ」と久々に声が弾んだ。
通算1500試合出場の初芝は「地道にやってきた結果。数字にこだわってないが、これは恥ずかしくない数字だから誇りに思いたい」としみじみ。記念の試合で4番に座り、3回には無死一、二塁から右翼線適時二塁打。勝利投手の小林宏からウイニングボールをもらいご機嫌だった。
全員でつかみ取った勝利にロッテ山本監督の笑顔がはじけた。2点を追う3回にメイの右翼線2点適時二塁打など4連打で逆転すれば、投手陣も5人の早めの継投で逃げ切り。「今日は全員でいこうと言っていたんだよ。ピッチャーも逃げない投球をしてくれた」。今季初の全員安打となる10安打で連敗を6で止め、2日のダイエー戦(富山)以来の6月2勝目。同カードの連敗も6でストップし、指揮官はホッと胸をなで下ろしていた。
通算1500試合出場を達成した初芝は、記念すべき試合で4番に座り、主軸打者らしい仕事をした。3回、連打でおぜん立てされた無死一、二塁で潮崎から1点差に迫る二塁打を放ち、メイの逆転打につないだ。