わたしはかもめ2002年鴎の便り(6月)

便

6月19日

千葉ロッテ2−1日本ハム(千葉マリン)

0−0で迎えた7回、日本ハムは木元の適時打で1点を先制。先制されたロッテはその裏、堀のソロで同点に追いつくと、続く8回、小坂の適時二塁打で勝ち越しに成功。ロッテは対隼人プロ入りからの連敗を5で止め、5月21日以来の連勝。

123456789R
日本ハム0000001001
千葉ロッテ00000011x2

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小坂V二塁打

小坂が大仕事をした。1−1で迎えた8回、小坂の打球が左中間に落ち、勝ち越しのタイムリー二塁打となった。

小坂
「早く戻りたかったけど、体が言うことをきかなかった。勝ててよかったです。」

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小坂、やっと隼人討ち[スポニチ]

この男がお立ち台に帰ってきた。1−1の同点で迎えた8回2死三塁。小坂のバットが隼人の132キロの直球を左翼にはじき返した。この勝ち越し二塁打がチームに勝利を運んだ。

小坂
「気負わずに打席に入りました。心の中で捕らないでくれ、落ちてくれと思っていた。」

小坂が日本ハム先発・隼人の対ロッテ戦の連勝を5で止めた。4月1日のダイエー戦での守備で右足腓骨骨折。そして、守りの要を失ったチームは開幕から借金11の代償を背負い最下位に低迷。長いリハビリ期間中には午前中にマリンスタジアムに現れると、トレーニング後にはそのまま球場に残り、テレビにかじりついてチームを応援していた。「チームの状況が悪いのに、時間がたたないと治らない。自分の体が思うように動かなかったのが堪えた」。

もどかしさと悔しさ。約2ヶ月間、実戦から遠ざかったが、ファームで1試合に出場しただけで、8日の西武戦で1軍復帰を直訴。人1番強い責任感が後押ししたものの、実戦感覚はすぐには戻らなかった。この日まで17打数3安打。1メートル68の“小兵”は苦手の新ストライクゾーンを攻められ、球審に判定を確認する場面もあった。それを克服するために、試合前には打撃マシンを140キロ近くに設定し、高めのボールの見極めに取り組んできた。

小坂の故障が完治するまで起用を我慢し続けた山本監督は「あそこで打つんだから大したもんだ。負けることを考えないで、とにかく勝つしかない」と5月20日以来、約1ヶ月ぶりの連勝に嬉しそうに話した。借金18。小坂が復帰し“ロッテ銀行”の再建は始まった。

小林宏
「あの場面では三振を取りにいったけど、いい結果になった。(5勝目に)これが先発ならもっと嬉しいんですけどね。」(8回1死満塁でオバンドーを併殺に打ち取り、中継ぎながらチームトップの5勝目)

◇ミンチー粘投

ミンチーの粘投がチームに勝利を呼び込んだ。9安打1失点で8回途中に降板したものの、90キロ台のカーブを有効に使い、3併殺を奪って要所を締めた。「藤田と小林(宏)がしっかり仕事をしてフォローしてくれたのが大きかった」と中継ぎ陣に感謝。5月24日のオリックス戦(千葉)以来の勝ち星は逃したが「次回また頑張るよ」と表情は明るかった。

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取らないで!…小坂が祈り通じて?今季初打点となる決勝打[サンスポ]

8回の左翼二塁打が今季初打点。決勝打の小坂は「(左翼手に)取られるかと思ったので『取らないでくれ!』といいながら走りました」とおどけた。4月1日のダイエー戦で右腓骨を骨折。復帰したのが6月8日の西武戦。「時間がたたなければ仕方ないと自分に言い続けてきた」。キャプテンはこれから後れを取り戻す。

小林宏
「三振を取りにいったら、最高の結果になりました。」(8回1死満塁でオバンドーを三ゴロ併殺、今季5勝目)
「よく切れずに本塁打になってくれた。久々の本塁打がいいところで出てよかった。」(7回に同点ソロ)
山本監督
「好投していたミンチーに負けがつかなくてよかった。チャンスが潰れた後の堀の本塁打が大きかった。」

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