ロッテは、3回、福浦の適時打で1点を先制すると、4回にはメイがソロを放つ。日ハムは4回に田中幸の2ラン、林のソロで一旦勝ち越すが、ロッテが5回に立川の2ランで逆転。7回にはサブローの2点適時打、8回には小坂が適時二塁打を放ち、試合を決めた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 7 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
4打数4安打1四球と出塁率が10割だった小坂は「めったにないことなので、4安打は3回目ということは分かっています」と、自ら平成11年10月7日の近鉄戦以来の快挙を口にした。打線はこの小坂のヒットを絡め7得点。山本監督は「今日は投手も打者もよくつないだ」とこちらも手放しで誉めた。
小坂の渋い活躍が光った。3回、左前にポトリと落ちる当たりを二塁打にして先制のホームを踏むと、5回には四球を選んで立川の2ランをお膳立て。7回も三塁ゴロ性の当たりを内野安打にして二盗に成功。8回は2死1塁から左中間にトドメの適時二塁打を放った。「仕事ができて良かった。めったにないことなんで」と99年10月7日の近鉄戦以来1016日ぶりとなるプロ3度目の4安打にはにかんだ。右足腓骨骨折から6月8日に戦列復帰した男の活躍に、ロッテ後半戦の明暗がかかっている。