ロッテは、1回、福浦のソロで先制し、6回にも福浦の適時打で1点を追加。7回には2つの敵失、9回には酒井の適時打で各々1点を追加した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
前日の試合で後頭部に死球を受け退場した福浦が意地を見せた。患部にできた大きなコブが痛々しかったが、先発を志願。初回の第1打席で、恐怖心を振り払い、西口からライトに運ぶ先制の5号ソロを放った。6回にも左中間へタイムリー二塁打を放ち、2安打2打点の活躍。
前日(27日)、右側頭部に死球を受け、この日の出場が危ぶまれた福浦が先制アーチとタイムリー二塁打を放った。「内角球に対して恐怖感があったら野球をやっていられなくなるので初球から思いきって行こうと思った。ホームランはたまたまです」。謙遜するヒーローに、山本監督は「ガッツがある。よくやってくれた」と最敬礼。
福浦がバットで“借り”を返した。初回に先制の右越え5号ソロに続き、6回にも左中間適時二塁打で貴重な追加点を奪った。「打席で怖さはなかった。あったらこれから野球をやっていけないでしょ」。27日は張誌家から頭部に死球に受け、そのまま病院へ直行。だが「異常なし」と診断され宿舎に戻ると、山本監督に出場を志願した。「よく試合に出てやってくれた。ガッツがあるよ」と指揮官は同一カード3連敗を阻止した男を褒めちぎった。
初回、西口から二塁打を放って達成。プロ野球39人目。初二塁打は、1989年6月4日のオリックス10回戦(西京極)で記録している。
8回途中からマウンドに上がったシコースキーは、1回2/3を投げ、無失点でセーブが記録された。今シーズン、小林雅以外の投手のセーブも1つ目となる。