ロッテは、2回、辻の犠飛で先制。5回にサブローの適時打と初芝の2点適時二塁打で計3点を追加。先発の高木は5回を2安打、無失点に抑え、2勝目を挙げた。ロッテは4位日本ハムとのゲーム差を3に縮めた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
プロ16年目の高木が2勝目をあげた。5回を2安打無失点。7月31日に700日ぶりの勝利をあげ、今度は中5日での勝ち投手だ。千葉の横芝敬愛出身。4球団を渡り歩いて地元で踏ん張った。
ダイエーの自力優勝を消した山本監督は「(高木ら4投手が)あれだけ、いい投球をしてくれたら…。それに、初芝が攻守にいいところを見せてくれて、他の選手も…」と選手名を次々に挙げた。しかし、4位の日本ハムに3ゲーム差と迫ったことについては「借金を1ケタにすること(現在10)が先決」と気を引き締めていた。
ロッテは負ける気がしない。投げては5回2安打の先発・高木から完封リレー。打っては主力が万遍なく安打を放って2ケタ安打。6月15日には最大20まで膨らんだ借金も半分の10まで減り、後半戦は13勝7敗で堂々のリーグトップだ。「借金を早く1ケタにしたいと考えてきた。やっと見えてきたね。いけるときはダーッといかないと」と連日の左うちわ状態に山本監督もご満悦。「初芝がよく打った」(山下打撃コーチ)「これで高木に2回助けられた」(小野投手コーチ)と誰もが会心の笑みを浮かべていた。
セ、パ両リーグは6日、7月の月間最優秀選手を発表し、セは上原浩治投手、松井秀喜外野手の巨人勢が選ばれた。7月をリーグでただ1人、4勝(0敗)の上原は平成11年8月以来2度目、11本塁打、24打点でチームの独走に大きく貢献した松井は昨年9月以来6度目の受賞。パはロッテの小林雅英投手が昨年6月以来2度目、オリックスのシェルドンが初受賞。小林雅は8試合に登板して8セーブ、シェルドンは5試合連続を含む9本塁打が評価された。
7月の月間最優秀選手が発表され、パは、小林雅が2度目、オリックスのシェルドンが初受賞。小林雅は8試合に登板して8セーブ、シェルドンは5試合連続を含む9本塁打が評価された。セは上原投手、松井外野手の巨人勢が選ばれた。